「一人ぼっちののしられたと」死亡女性2人は散歩中襲われたか “笑いながら”警察官撃った立てこもり男の孤独【長野4人死亡】

「一人ぼっちののしられたと」死亡女性2人は散歩中襲われたか “笑いながら”警察官撃った立てこもり男の孤独【長野4人死亡】

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  • 更新日:2023/05/27
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長野県中野市で25日、男女4人が死亡した立てこもり事件。容疑者の男の身柄が確保されてから、半日以上が経ち、警察の緊迫の攻防、そして、男の素顔が徐々に見えてきた。

【画像】警察官を笑いながら撃っていたと話す目撃者

女性2人は散歩中に襲われたか

殺人の容疑で逮捕された青木政憲容疑者(31)。

青木容疑者は、近所に住む女性を刺した後、駆けつけた警察官2人に猟銃を発砲。男女4人が死亡した。

なぜ事件は起きたのか?

凄惨な事件の現場となったのは、田園風景が広がる長野県中野市の集落だった。

亡くなった女性2人は“散歩仲間”だったといい、散歩中に襲われ殺害された可能性があるとみられている。

近くに住む人A:
毎日ここ多分散歩で通ってたと思うんですよね、女性2人で。

近くに住む人B:
2人とも楽しそうにいつも世間話しながら歩いていたから…。

4人もの命を奪った犯行。逮捕された青木容疑者は、どのような人物なのだろうか?

“笑いながら”撃っていた容疑者「おとなしい」「ジェラート店を経営」

青木容疑者は、中野市議会の青木正道議長の長男。

警察官に発砲した際の様子を目撃した住民は、青木容疑者の“異様な姿”が目に焼きついていると話す。

事件を目撃した近隣住民:
2発撃ったの。フロントガラスはもう当然バラバラに。(容疑者は)撃つぞ撃つぞというような感じで、ただ笑っていた。

“笑いながら撃っていた”という青木容疑者。

近所の人:
おとなしい。農業をやっていてね。

容疑者を知る人:
ジェラート屋さん、最近店出したんだけど、一応その社長は息子さんというか犯人が。仕事は一切関わってなかったと思う。

中野市内にジェラートの店を出したものの、店にいる様子はなかったという。

また、知人の間では以前から青木容疑者が「猟銃の免許が欲しい」と話していたことが知られていた。

青木容疑者の知人:
猟銃の免許が欲しいみたいなことを周りに言って、(猟銃の免許を)取ったという話は聞きました。

しかし、所属する猟友会の関係者は、“有害駆除”などで活動しているのを見たことがないと話している。

青木容疑者が所属していた猟友会の会長:
(容疑者は)全然知らない人だから、話したこともないから。

警察は、青木容疑者の自宅から散弾銃や空気銃などの猟銃合わせて4丁を押収した。

容疑者の知人からは、クレー射撃をやっていたと言う話も聞かれた。

容疑者を知る人:
クレー射撃は前によく練習には行ってたっていう話は聞きましたけど。(銃の扱いは)手慣れていると思いますね。

青木容疑者は、なぜこのような凶行に及んだのか?

「いじめで人間関係が苦手 一人ぼっちをののしられたと」

捜査関係者によると、青木容疑者は家族に対してこう説明をしたという。

「大学時代にいじめに遭ってから人間関係が苦手となり、家業の農業を一人でやっていた」と話し、さらに「一人ぼっちであることをののしられたと思って、最初の女性を刺して殺害し、駆けつけた警察官に撃たれると思って、猟銃で射殺した」という趣旨の話をしていたという。

榎並大二郎キャスター(現場から):
動機につながるかは甚だ疑問ではありますが、今日取材をする中でも、青木容疑者は挨拶をしても無視をするであったり、引きこもり気味だったという話も聞かれました。どこか青木容疑者がそうした孤独の中にいたということは、今日の取材の中で伝わってきました。

警察は、犯行に至った経緯や動機、被害者との関係などを詳しく追及する方針だ。

(「イット!」5月27日放送より)

イット!

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