
TSSテレビ新広島
【木村アナ@広島市・平和公園】(中継)
広島市の平和公園からお伝えします。被爆から77年、ロシアによるウクライナ侵攻を巡り、核の威嚇など緊迫した情勢が続くなか、ヒロシマは6日、「原爆の日」を迎えました。
およそ32万人の死没者名簿が奉納されている原爆慰霊碑には、夜明け前から大勢の人が祈りを捧げに訪れています。
(胎内被爆者は)
「人の不幸の上に自分らの生活があるのは正しくない」
(親族が被爆した人は)
「戦争というものがなくなればいいのですが、難しいかもしれません。でもヒロシマを考えることによって冷静さを取り戻して考えるきっかけに少しでもなってくれればいい」
(参拝者)
「世界平和は難しいと思いますが、一歩一歩それに向けてやっていく必要があるのではないか。僕らも含めて」
(被爆者は)
「被爆者はみんなしんどい思いで生きてきたから。それがあって今ですからね。やっぱり平和がずっと続いてほしい」
現在、平和公園は入場規制が行われていますが、会場の周辺には多くの人の姿が見られます。
今年の式典はコロナ禍前の3分の1程度の規模で開催されますが、安倍・元総理大臣の襲撃事件を受けて、入り口では参列者に対して、今回初めて金属探知機による持ち物検査が行われています。
式典には国連のグテーレス事務総長や世界100カ国を超える代表などおよそ3200人が参列するなか、岸田総理と広島市の松井市長は、「核兵器のない世界」の実現に向け平和のメッセージを発信します。
平和記念式典はこの後、午前8時からです。