ええっ、自転車も載るんかい! ワンワンもお任せのZR-Vアウトドア仕様が凄いぞ

ええっ、自転車も載るんかい! ワンワンもお任せのZR-Vアウトドア仕様が凄いぞ

  • ベストカー
  • 更新日:2023/03/18
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満を持して4月21日に発売されるZR-V。ヴェゼルより一回り大きなスタイリッシュSUVとしてすでに話題を集めているが、こいつでキャンプや車中泊に出かけてみたらどうなのだろう。今回はそれぞれの達人といっしょにZR-Vをアウトドアへ連れだし、その魅力を探ってみた!

文/ベストカーWeb編集部、写真/中野幸次、ベストカーWeb編集部

■賢いギア選びで収納力をフル活用せよ!

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素材としたのはZR-V e:HEV X 4WD

まずは3人でテント泊キャンプに出掛けたという想定で、アウトドアコーディネーターの小雀陣二さんに道具類をパッキングしてもらった。小雀さんはダッジオーブンや焚き火料理の達人として知られ、三崎口でカフェ「雀家」も経営されているキャンプ界の有名人だ。

結論から言うと、本格的な前室接続可能なテント(NEMOのワゴントップ4P+トップガレージ)を選んでも、荷物はあっさり収まってしまった。小雀さんが「あるとぜったい便利」と推すベンチ(クーラーボックス置き場などとして活用)も積めたし、装備で「ガマン」した感覚はいっさいない。

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これだけのギアが余裕でラゲッジルームに収まってしまった。ZR-Vと達人の知恵の融合!

驚きながら話をうかがうと、以下のようなコツを教えてくれた。

・テーブルは折りたたみ式、椅子は人気のローチェアを選ぶ
・クーラーボックスやジャグは潰せるソフトタイプを選ぶ
・後席の背もたれ裏にできる「斜め空間」も収納に活かす
・コンテナはデッドスペースを作るのであえて使わない

加えて「道中で買い出したモノを詰めるクーラーボックスや、すぐに設営したいテントは手前に置く」というアドバイスも目からウロコだった。3人キャンプでは後席片側が空くのもミソで、3人のプライベートな荷物はここに置ける。快適なキャンプ旅ができると感じた。

■ちょっとの工夫で快適な車中泊も!

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ruiさんがアレンジしたZR-V 車中泊モード。身長180cmでも寝れる

次は、まさかの車中泊。ここではバンライフの達人であるrui(ルイ)さんが、ZR-Vで「モデルルーム」を作ってくれた。ruiさんは愛車のN-VANに年間300泊以上するというすごい人で、日本中を旅しながら仕事をこなしているという。

「ZR-Vで車中泊はきついでしょう」と思ったが、見ると楽しそうな空間が完成している。とはいえここでも、達人のノウハウが活きていた。

ZR-Vは後席の背もたれを倒すだけでほぼフラットなベッドになるのだが、ruiさんは前席を一番前に出し、前後席間の足元に無印良品のトランクカーゴを置いて床面長を拡張していた。その上にアルミマットを2枚重ねて凸凹の緩衝材とし、さらにボディ同色を選んだというラグを敷き詰める。

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ラグをめくるとアルミマットが2枚敷きしてあった

これで車内は一気に「部屋感」に包まれるのだが、実際に横になる就寝エリアにはサーマレストのZ-LITEを敷いて保温性とクッション性を確保、脇にはインパネのパンチングメタルにそろえたというスチールテーブルを置いて、利便性を高めていた。絶妙なタイト感がじつに心地いい。

もうひとつ重要な「遮光」だが、ここにもruiさんの気配りが。まずはカー用品店などで手に入るマグネットカーテンで窓を覆う。それだけでは車内が暗くなるので、突っ張り棒をカーテンレールに使って内側にもう1枚カーテンをあしらったのだ。床に敷いたラグとの相性もばっちりで、車内の明るさもアップ。ちょっとした気配りで車中泊の快適度は変わるのだと実感した。

■自転車は前輪のみ外して車内積みが可能!

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ミノウラのスタンドでフロントフォークを固定。後輪が出っ張るように見えるがもちろんリアハッチも閉まる

最後は、愛犬といっしょにZR-Vでデイキャンプに出掛けたという設定。現地での行動範囲を広げるために、リアシートはたたんで自転車も積んでみた。

小さな愛犬とのドライブなら、ホンダアクセス製の純正アクセサリー「ペットシートプラスわん2」(税込2万1450円)がおすすめ。助手席や2列目後席に固定すれば運転中も安心だし、上面と側面が開くので愛犬の乗り降りもラクチンだ。ブルーとグレーが選べるから、インテリアのテイストに合わせてチョイスできる。

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愛犬とのドライブに絶対便利なホンダアクセスの「ペットシートプラスわん2」。愛犬も満足そう

いっぽう不安だったのが自転車。ZR-Vに積めるか心配だったが、700(mm)×26Cのタイヤを履くクロスバイクが前輪のみ外して見事に収まってしまった。「盗難や雨風が不安だから自転車は車内に積みたい」というユーザーは少なくないから、この展開はうれしい。リアのハッチゲートを開けてカーサイドタープをも固定してみたが、テーブルやチェアも含めて余裕で詰め込めた。愛犬がいない人は自転車を2台積みして、友人やパートナーと日帰りライドを楽しむのもいいだろう。

カッコいいというイメージが先行しがちなZR-Vだったが、実際にアウトドアを想定して道具類を詰め込んでみると、予想以上の収納力が実感できた。アウトドアにガンガン出かける人というにも、安心して進められるクルマといえそうだ。

【画像ギャラリー】積める! 寝れる! ZR-Vはアウトドア特急だった!(18枚)

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