
キャリア決済の限度額はキャリアごとで決められている
スマホのキャリア決済は、利用額は携帯電話料金と一緒に支払うのが特徴です。基本的な利用方法は同じですが、利用限度額や細かい条件については、キャリアごとで決められています。では、国内大手のキャリアの利用限度額はどれくらいなのかみていきましょう。
NTTドコモ(電話料金合算払い)
利用限度額は、契約状況や利用状況、支払い状況などを基に、キャリア側によって設定されます。キャリア側が設定した利用限度額の範囲内であれば、契約者が自由に限度額を決める機能があります。なお、初期設定は一律1万円です。利用限度額は下記のとおりです(2023年1月現在)
<19歳まで>
利用期間に関係なく月額1万円
<20歳以上>
利用期間1~3ヶ月目まで…月額1万円利用期間4~12ヶ月目まで…月額3万円利用期間13ヶ月以上…3万円、5万円、8万円、10万円の4段階に分かれる
KDDI(auかんたん決済)
KDDIは、年齢に応じて利用限度額が4段階に分かれています。キャリア側が設定した利用限度額の範囲内であれば、契約者が自由に限度額を決めることが可能です。利用限度額は下記のとおりです(2023年1月現在)
12歳まで…月額1500円13~17歳…月額1万円18~19歳…月額5万円20歳以上…月額10万円
ソフトバンク(ソフトバンクまとめて支払い)
ソフトバンクは、利用状況や契約内容に応じてキャリア側が設定する仕組みになっています。利用限度額は年齢に応じて3段階に分かれています。キャリア側が設定した利用限度額の範囲内であれば、契約者が自由に限度額を決める機能があります。利用限度額は下記のとおりです(2023年1月現在)
12歳未満…月額2000円20歳未満…月額2万円20歳以上…月額10万円
利用する前に確認しておきたいことや注意点
キャリア決済は、キャリアによってあらかじめ利用限度額が設定されていますが、限度額の範囲内で契約者自身が限度額を設定でき機能や、使いすぎを抑えるために利用自体を制限できるロック機能がある場合もあります。特に未成年者の利用については、保護者が管理をしっかり行うことが重要だといえるでしょう。なお、インターネット回線の利用料と合算している場合は利用限度額が低めになっているなど、キャリアによっては条件に応じて限度額が変わる点も注意が必要です。
キャリア決済は利用限度額を把握して上手に使うのがポイント
キャリア決済を利用するときは、自分が契約しているキャリアの利用限度額を把握しておく必要があります。ただし、利用限度額いっぱいまで使ってしまうと、月々の支払いが苦しくなるということもあるので注意が必要です。いくらまで利用しても大丈夫なのか無理のない金額を考え、可能であれば自身で限度額を設定するなどして便利に使いましょう。
出典
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部