子どもが夢や願い事を描いた約150本のカラフルな傘が、兵庫県加古川市平岡町一色の複合施設「かこてらす」に飾られている。同市内の小学生の夢を実現する、加古川商工会議所青年部による事業の一環として制作された。展示は2月25日まで。

子どもの夢や願いが描かれたカラフルな傘が展示されている=かこてらす
同青年部は昨年5月、市内の小学5、6年生約1800人に「かなえたい夢」のアンケートを実施。鳩里小学校5年の福田妃栞(ひめか)さん(11)の「傘に願い事を書いて飾る」提案が、最優秀賞に選ばれた。同12月のイベントに訪れた同市内約100人の子どもたちが、カラフルな傘に願い事を書いたり、夢にちなんだ絵を描いたりした。
バスケットボール選手や学校の先生などになりたい子のほか、「パパみたいにものをつくるしごとがしたい」という子も。中には「せかいいちのはかせに」と書いた傘もあった。福田さんはバレリーナになる夢とともに「子どもも若者もお年寄りもみんな活気いっぱいの加古川へ」との思いを記した。
傘は、かこてらすの三ツ池プロムナードで、頭上につるされている。