世界最大のキャンディメーカーMarsが、ナッツバーのKindを買収

世界最大のキャンディメーカーMarsが、ナッツバーのKindを買収

  • Forbes JAPAN
  • 更新日:2020/11/21
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世界最大のキャンディーメーカーである「Mars(マース)」が、スナック菓子メーカーの「Kind(カインド)」を買収する。マースは今から約3年前に、カインドの少数株主になっており、同社は買収にあたりカインドの企業価値を50億ドル(約5200億円)と評価した模様だ。

両社の声明によると、カインドの創設者でビリオネアのDaniel Lubetzkyは、買収後も会社に留まるが、詳細については開示されていない。Lubetzkyはコメントを拒否した。このニュースはまず11月17日のニューヨーク・タイムズ(NYT)が報じた。

フォーブスは以前、Lubetzkyがカインドの株式の51%を保有していると試算していた。

マースの売上は350億ドル規模とされており、創業一家のジャクリーン・マースとジョン・マースの2人がそれぞれ、発行株式の3分の1を保有している。フォーブスは2人の保有資産を、それぞれ289億ドルと試算している。残りの株式も、マース一族が保有している。

Lubetzkyは、2004年にカインドを創業する前に、PeaceWorksと呼ばれるマーケティング企業を立ち上げており、そこから得た10万ドルを元手にカインドを設立した。2007年にウォルマートが同社のナッツバーの販売を開始したが、その翌年には製品に含まれる成分が、十分な検証を経ていないとして取り扱いを中止していた。しかし、カインドはその後、製造体制を改め、2009年にはスターバックスと提携を結び、その3年後にウォルマートでの販売も再開させていた。

2013年には量販店のターゲットも、カインド製品の販売を開始した。

2017年にマースは非公開の金額で、カインドの株式の推定40%を取得した。その2年後の2019年3月に、Lubetzkyはフォーブスの表紙に登場し、推定保有資産は15億ドルとされていた。

しかし、カインドはその後、経営危機に直面し、2019年には全体の15%に相当する90人の社員をレイオフしていた。

NYTによると、カインドの売上は現在、15億ドル規模という。「当社は現在、好調なビジネスを維持しており、健康を意識したプロダクト開発をさらに拡大しようとしている」と、Lubetzkyは声明で述べた。

ただし、カインドのプロダクトは一部から批判も浴びている。2019年には複数の栄養学の専門家がフォーブスの取材に、「カインドのプロダクトが、特に健康的とは言えない」と指摘した。

「ヘルシー度を10段階で評価する場合、コカ・コーラは1で、カインドのバーは4程度だ。彼らのプロダクトは他の多くのプロダクトよりも害が少ないが、特に健康的であると呼べるものではない」と、カリフォルニア大学サンフランシスコ校の小児内分泌学博士のRobert Lustigは述べていた。

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