ついに倒壊する街路灯も!寿命を超えた“危険な街路灯”札幌市内に1万2000本も

ついに倒壊する街路灯も!寿命を超えた“危険な街路灯”札幌市内に1万2000本も

  • HBCニュース
  • 更新日:2021/12/01
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視聴者からの疑問や悩みを調査する「もんすけ調査隊」。シリーズでお伝えしている「危険な街路灯」の第3弾です。

これまで、もんすけ調査隊では、札幌にある危険な街路灯を調査してきた。だが、ついに我々が危惧していた事態が起きた…

調査員リポート
「国道36号線沿いなんですが…ありました!ここですね!三角コーンが置いてあります」

今月9日午後6時ごろ、豊平区の街路灯1本が倒壊したのだ。
街路灯は、札幌市が所有する物で、高さ6メートル、重さ推定60キロ。
4年前の点検では、経過観察の対象となっていたにも関わらず、今年6月の点検では異常を発見できていなかった。

調査員リポート
「折れた街路灯は、この場所に立っていました。そばには、街路灯が割れた物でしょうか?ガラスの様な物が散らばっています」

倒れた場所は、豊平区の国道36号線沿いで、札幌市内の幹線道路の1つ。
別の日、倒れた時間帯の様子を見てみると、帰宅するなど多くの人々が通行し、車がひっきりなしに通る場所。
一歩間違えれば、けが人が出た可能性がある。

近所の人
「(午後)6時なら、結構、みんな通っていますよね」 「怖いですね。こっちに倒れますとね」

不安を隠せない様子なのは、町内会長の渡辺さん。

豊平第4分区町内会・渡辺英雄会長
「錆びてますね。今の建て方としては、別の錆び防止がついているが、これは古い建て方でしょう。歩きながら、見るたびに、だいぶ錆びてきているというイメージはありました」

見えない地中部分が腐食した結果、そこに強風が吹いたことが倒れた原因とみられている。さらに…

調査員リポート
「街路灯って、どれぐらい寿命がもつものなんですか?」
札幌市道路維持課・能代卓己課長
「国の点検要領によりますとですね、25年を過ぎると、痛みも進むということで、概ね25年かなというふうに考えてます」

街路灯の寿命は、およそ25年ということだが、この街路灯、28年が経過していたのだ。
実は、札幌市には、25年が経過した物が1万2000本、30年が経過した物が7700本あり、寿命を超えた街路灯が多く存在しているのだ。
今年6月にも、白石区で32年が経過した街路灯が倒れ、去年3月、南区でも20年が経過した街路灯が倒れるなど、連続して発生している。
さらに静岡県では、2011年に腐食した街路灯が倒れ、男性が死亡する事故も。
札幌市は今後、どの様にして倒壊を食い止めるつもりなのか?

札幌市道路維持課・能代卓己課長
「すでに今年の定期点検からファイバースコープを使い、今まで目視で状況確認できなかった、ポール内部の状況を確認する調査を始めている」

では、札幌市の秋元市長は、老朽化した街路灯をどうするつもりなのか?

札幌市・秋元克広市長
「市が保有している街路灯は、調査をして、取り替えなどを計画的に進めていきたい。商店街や町内会で所管している街路灯についても、それぞれの所有者と相談していかなければならない。その上で、独自で管理していけるのか、なんらかの支援が必要なのか、役割や費用分担などの手法も含めて共有していく必要がある」

先月、番組で指摘した町内会が所有する街路灯に関して、札幌市は今後の対応について町内会との協議を始めている。

老朽化が進んでいるのは、もちろん札幌だけではない。

恵庭市・酔いどれおじさん(60代)
「恵庭市の公園にある街路灯も、ひどく老朽化しています。心配なので調査してください」

さっそく恵み野中央公園で調査開始!広さ11万平方メートルという広大な公園を歩いてみると…

調査員リポート
「見てください、こちらの街路灯。だいぶ老朽化が進んでいます。根元には、大きな亀裂の様なものも走っています」

さらにほかの街路灯も…

調査員リポート
「この街路灯は塗装がはげており、ポール全体が錆びついております」
「こちらの街路灯、根元に大きな穴が開いています。そして、反対側にも大きな穴が開いています」

そこで、腐食具合を調べるため、打音検査をしてみると…上の高い音に対して、下の方は…ほとんど音が響かない。これは、腐食の進んでいる場合に出る音だ。

公園内の街路灯44本の内、ほどんどが老朽化しており、中でも、腐食が進んでいるとみられる街路灯は、11本確認された。

公園利用者
「倒れそうなんだよ。地面から下の方は腐食している。特にこれから風が強くなるでしょ。今度は危ないと思うよ。この公園って子供たちも使うしね、危ないよ」

子どもたちに何かあってからでは大変だ!恵庭市の担当者は…。

恵庭市建設部管理課・高野隆司主幹
「恵庭市にもそういったお問い合わせをいただいております。我々も老朽化だとか劣化については、認識をしておりまして…」

今回、最も腐食のひどかった街路灯は、設置から37年が経過しており、専門業者による点検も9年前に行ったきりなど、5年としている国の目安を大きく超えていた。
なぜ対応は遅いのか?

恵庭市建設部管理課・高野隆司主幹
「市内全体のポールを修繕する費用の捻出が、なかなか今、難しい。今年度も着手したいという事で準備していたが、残念ながら今年度着手は断念した所なので、来年の早期に対応したいという風に考えいてる」

恵庭市は、HBCの指摘を受け、すぐに危険な街路灯3本の補強を行った。
限られた予算のなかで、住民の安全をどう守るか、老朽化した街路灯は、自治体の本気度を問いかけている。街路灯の老朽化は避けて通れない問題なのだ。

11月24日(水)「今日ドキッ!」午後6時台

HBC北海道放送

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