(ラグビー・トップリーグ第1節、ヤマハ発動機52ー17日野、21日、大阪・花園ラグビー場)ヤマハ発動機が8トライの猛攻で日野に快勝し、白星発進した。日野は、元日本代表主将で今季、FWコーチから昇格した箕内拓郎ヘッドコーチ(45)は初陣を勝利で飾ることできなかった。
前半26分にWTB矢富洋則(25)が右隅に飛び込み、先制したヤマハ発動機は14点のリードで迎えた後半、防御が甘くなった日野の隙を突き、6トライを追加。日野に3トライを返されたが、逃げ切った。
ヤマハ発動機の堀川隆延監督(47)は最後は突き放したものの、前半から日野の粘りに苦しんだ展開に「開幕戦は難しいの一言」と安堵(あんど)の表情。敗れた日野の箕内ヘッドコーチは「結果は出なかったが、ここまでのプロセスには満足している。残念な部分はあるが、チームの財産にしたい」と前を向いた。