「盧武鉉の捜査官」李仁圭氏の回顧録が物議に...二次被害と批判の声=韓国

「盧武鉉の捜査官」李仁圭氏の回顧録が物議に...二次被害と批判の声=韓国

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  • 更新日:2023/03/19
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「盧武鉉の捜査官」李仁圭氏の回顧録が物議に...二次被害と批判の声=韓国(画像提供:wowkorea)

故ノ・ムヒョン(盧武鉉)元大統領の捜査責任者だったイ・インギュ(李仁圭)元最高検察庁中央捜査部長が書いた回顧録『私は大韓民国の検事だった-誰が盧武鉉を殺したのか』が物議を醸している。回顧録において無差別に捜査内容を暴露したことで、野党などから批判を受けている。

韓国メディア「ヘラルド経済新聞」によると、野党「共に民主党」議員であるチョン・ヘチョル(全海チョル)氏は17日、フェイスブックでこの回顧録を批判。「無謀な偽りの主張と破廉恥な行動」とし、「李元検事が回顧録を通じて主張した内容は事実を示したというよりは、自らの観点で2人の大統領を歪曲(わいきょく)して描写し、おとしめたもので、容認できる水準を超えている」と非難した。李元検事は、ムン・ジェイン(文在寅)前大統領が盧元大統領の死を政治的に利用したと主張している。

全氏は、「盧元大統領の捜査の際、弁護人として参加したことがある。李元検事は該当の事件で、傲慢(ごうまん)で頑固な態度を見せ、検察の捜査方法が司法制度の信頼度を損なった」と述べた。

全氏はまた、李元検事が盧元大統領と文前大統領を攻撃する理由について、「意図的な政治的動機が作用している可能性がある」という疑念を示した。

盧武鉉財団も17日、この回顧録について「故人と遺族には二次被害になる」と批判した。財団はこの日、声明文を出し「盧元大統領の逝去に最も大きな責任がある政治検事が政治工作の産物であり、完成もしなかった検察の調査を脚色して本として出版した」と述べた。

韓国日報も18日付社説で、元中央捜査部長が本を出版して被疑事実を公表するとは、韓国の検察権がどれほど廃れているのか、検察の出身者だけが知らないのかと批判した。

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