参院選 東北6県30人、舌戦スタート 地方が抱える課題も争点

参院選 東北6県30人、舌戦スタート 地方が抱える課題も争点

  • 産経ニュース
  • 更新日:2022/06/23
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参院選の立候補者の訴えに聞き入る支持者ら=22日、仙台市青葉区(石崎慶一撮影)

第26回参院選が22日公示され、18日間の選挙戦がスタートした。東北6県の各選挙区(改選数各1)には現職5人、新人25人の計30人(党派別=自民党6人、立憲民主党3人、日本維新の会1人、共産党2人、国民民主党1人、NHK党6人、諸派6人、無所属5人)が立候補した。今回の選挙では、ロシアのウクライナ侵攻による物価高騰や安全保障だけでなく、少子高齢化対策や農林水産業の振興、新型コロナウイルス禍で落ち込んだ観光需要の喚起など地方が抱える課題も争点になりそうだ。7月10日の投開票に向け、与野党が激しい舌戦を繰り広げる。

福島選挙区では、NHK党新人の皆川真紀子氏(52)が午前9時半過ぎ、福島市のJR福島駅東口で第一声に臨んだ。皆川氏は「NHKの放送をスクランブル化し、個人の自由な選択を尊重できるようにする」などと訴えた。

無所属新人で立民、国民、社民の各党が推薦する小野寺彰子氏(43)は郡山市のJR郡山駅前で詰めかけた支持者らに「皆さんの声をしっかりと国に届け、安心して暮らせる社会をつくる」などと力説した。

自民新人の星北斗氏(58)は福島市で第一声の後、会津若松市で街頭演説。新型コロナウイルスで落ち込んだ観光需要に関し「一日も早く、多くの観光客がこの地を訪れる政策を実施する」などと訴えた。

一方、宮城選挙区では、5選を目指す自民現職の桜井充氏(66)が仙台市青葉区の県庁前で第一声を上げ、「自立できる国家を目指していく。何としても議席を確保しないといけない」と訴えた。

立民新人の小畑仁子(きみこ)氏(44)も同区の百貨店前で演説し、「困っている人に寄り添った政治を行う」と強調。8人の子供を育てる母親として、「子育て世代が政治を変える」と声を張り上げた。

日本維新の会新人の平井みどり氏(67)は同区の事務所前で、「しがらみのない私を止める人はいない。市民感覚を忘れずに一生懸命やりたい」と述べ、消費税減税に取り組むとした。

NHK党新人の中江友哉氏(30)は、NHK仙台放送局前で記者団の取材に応じ、NHKのスクランブル放送の実現を掲げ、「これが解決できれば、という思いだ」と強調した。

また、山形選挙区では、3選を目指す国民現職の舟山康江氏(56)が「経済は大きな曲がり角にある。今こそ食糧生産を国内に戻し、循環型社会をつくろう」と訴えた。

共産新人の石川渉氏(48)は「積極的な平和外交でアジアから戦争をなくし日本の平和を守ろう。消費税を5%に減税し暮らしを支える」と強調した。

NHK党新人の小泉明氏(51)は山形県庁前で「両親らを介護するヤングケアラーの救済として、周りがケアする地域をつくりたい」と強調した。

自民新人の大内理加氏(59)は「喫緊の課題は(新型コロナウイルスと共存する)ウィズコロナの経済対策だ。県民の声を叶(かな)える政治を目指す」と訴えた。

岩手選挙区では、自民新人の広瀬めぐみ氏(56)が盛岡城跡公園近くの桜山神社前で第一声を上げた。鈴木俊一財務相が応援に駆け付ける中、自公両党関係者と支援者合わせて300人以上を前に弁護士経験を踏まえ「子供の権利をしっかり守っていきたい」とし、児童手当や出産一時金の増額などを訴えた。

再選を目指す立民現職の木戸口英司氏(58)は盛岡市大通の選挙事務所前で第一声。立民県連の小沢一郎最高顧問や達増拓也知事らとともに、労組関係者ら200人以上を前に「消費税を5%に引き下げる。これは世界の常識」と物価高騰対策に支持を訴えた。

NHK党新人の松田隆嗣氏(48)は岩手県庁内で取材に応じた。党の公約であるNHKのスクランブル化や年金受給者の受信料無料に加えて、「人口減少が極めて大きな問題」として第1子に1千万円、第2子以降に2千万円支給する独自公約を強調した。

一方、秋田選挙区では、NHK党新人の本田幸久氏(40)が「受信料のない、契約の自由のある、裁判するぞと脅かされない未来を残すことが私たちの責任だ」と語った。

共産新人の藤本友里氏(43)は「憲法9条を生かした平和外交を進める。物価高を受け消費税を緊急に5%に減税し、ジェンダー平等を進める」と強調した。

無所属新人で国民が推薦する村岡敏英氏(61)は「農林水産業を振興し、脱炭素社会を捉え、がんセンターをつくる。秋田を変えるため私は働く」と主張した。自民現職の石井浩郎氏(58)は「東京一極集中を是正し、若い人が秋田にいたいと思う魅力的なまちづくり進め、食糧安保のための農業振興も図る」と呼びかけた。

無所属新人で立民が推薦する佐々百合子氏(46)は「誰もが尊重される社会をつくるため、私だから聞くことができる秋田の声を政治に届ける」と訴えた。

青森選挙区では、再選を目指す立民現職の田名部匡代氏(53)が、青森市のJR青森駅前の複合施設「アウガ」前で第一声を上げた。同市内から選挙戦をスタートさせた泉健太代表の演説の後「命と暮らしを守り、物価高騰対策に全力を挙げて取り組む」と支持を訴えた。

自民新人の斉藤直飛人氏(47)は、同市の青い森公園で第一声を上げ「人づくりは国造り。日本に生まれ育ったことに誇りを持つ意識改革と子供たちの未来を切り開いていきたい」と強調。党の県選出国会議員や県議らが一堂に会し、挙党態勢をアピールした。

NHK党新人の佐々木晃氏(50)も同公園で第一声を上げた。党の政策とともに「青森に観光客がいっぱい来るように高速道路の無料化をやりたい。青森県のために働きたい」などと述べ、高速料金の見直しによって経済を回す仕組み作りを唱えた。

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