ピット間違えもなんのその。ペナルティ確実ながら完全復活の気配見えたZENT GRスープラ【第4戦富士GT500予選】

ピット間違えもなんのその。ペナルティ確実ながら完全復活の気配見えたZENT GRスープラ【第4戦富士GT500予選】

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  • 更新日:2022/08/06
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今回の第4戦富士ですでに3基目のエンジンを搭載することになり、日曜のレースではペナルティストップが確実な38号車ZENT GRスープラ。それでも予選Q1では石浦宏明がトップタイムをマークし、予選Q2では立川祐路が4番手タイム。公式練習の6番手から、今回の富士ではどのセッションでも上位に入る好調さで、これまでの低迷を払拭するパフォーマンスを見せている。そのZENTの立川に今回の好調の要因を聞いた。

「Q2のアタック自体はどこかミスしたわけではないですし、普通でしたね。ここ最近のヨコハマタイヤのパフォーマンスと、朝の感触からヨコハマは来るだろうなと思っていましたが、思ったよりヨコハマは速かった。全然あのタイムは行けません」と立川。

25回目の歴代最多ポール獲得記録更新はならなかったものの、今回のクルマの感触には、これまでにない手応えを感じている。

「自分たちのクルマとしては、ここ最近良くなかったのが今回、フィーリングがいいことは確認できました。今回はモノコックも変わっているので、そこはまだセットアップが詰め切れていない部分があるけど、その分の上がり代がある感じがある。これまでとは違ったいいフィーリングを感じています。そのいい手応え、もうちょい行ける感じがあるので、今後に向けてはいい感触があります」と立川。

前回の鈴鹿の土曜フリー走行でエンジンの燃料ポンプからの燃料漏れで引火してして、フロント周りが炎上した影響で今回はモノコックを新調することになったが、その新モノコックの感触が良かったようで「ようやく普通の状態に戻れたという感じ」と、立川もこれまでの不振からの脱却に安堵の表情を見せた。

決勝ではエンジン交換、そしてモノコック交換のペナルティで10秒のピットストップが予想され、ぶっちぎりの最後尾になってしまうことが確実だが、それでも、そのポジションから好調さを取り戻した38号車がどこまで巻き返すことができるのがは、決勝の見どころになる。

復活に向けて好気配の38号車ZENT GRスープラ。立川の口調も滑らかで、フリー走行時のちょっとしたアクシデントにも立川節で応える。実は午前のFCYテスト走行を終えた立川は、ピットロードで38号車よりも手前でスタンバイしていたニスモのピットに間違って入ろうとしてしまったのだ。その事を聞くと、「ばれた!?」と、驚く立川。

「いや、あれは、タイヤ交換の準備がしているのが見えたので、ちょっと、向こう(ミシュラン)のタイヤに代えてもらおうかなと。向こうのタイヤを履いてみたかったので(笑)」と立川節全開でコメント。

それでもすぐに、その時の心境を素直に語った。

「いや、あの時は完全に他のことを考えていて、パッと気がついたら赤いウエア着たスタッフが準備していたから、思わず入ろうと。そうしたら最初、メカニックが入れてくれなくて、『早く入れてよ』『準備早くしてくれよ』って思って、しばらく分かっていなかった」

「そしてよく見たら、『ウチじゃねえよ!』って気づいて、『恥ずかしい!』、『恥ずかしい!』って、自分のピットに戻りました(笑)。ちょっとね、ピットイン自体が2カ月ぶりでひさびさだったので(笑)」

クルマのパフォーマンスだけでなく、コメントも好調。明るい雰囲気を取り戻しつつある38号車とZENT GRスープラ。明日の決勝ではまさか、別のピットに入ることはないはずだ。

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2022年スーパーGT第4戦富士土曜日 ZENT GRスープラ立川祐路(右)、石浦宏明(左)

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間違いに気づいた立川選手、再びピットロードへ

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