キンプリ・平野紫耀のTBS『クロサギ』「芝居に思えぬ悲しみの表現」を実現させた“0番に立つ重責”

キンプリ・平野紫耀のTBS『クロサギ』「芝居に思えぬ悲しみの表現」を実現させた“0番に立つ重責”

  • 日刊大衆
  • 更新日:2022/11/26
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※画像はTBS『クロサギ』公式サイトより

King & Prince平野紫耀(25)主演の『クロサギ』(TBS系)は、詐欺によって家族を失った男が「詐欺師を騙す詐欺師=クロサギ」になって詐欺師たちを騙し返すやり方で立ち向かっていくヒューマンドラマだ。第5話は、御木本(坂東彌十郎/66)を追って上海に飛んだ黒崎(平野紫耀)が現地の有力者たちと手を組み、命を懸けて御木本を追い詰めた。

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■悲しみの表現が巧みな平野紫耀に酔いしれる

思えば黒崎は、ずっと泣いていた。第1話の冒頭、高層ビルの屋上に立っているシーンから、ずっと心が泣いたままだ。それは、気持ちに蓋をして生きているからで、8年前に自分の身に起きた一家心中の惨状を思い出すのが、つらすぎるから。

だけど、詐欺被害で出会った吉川(船越英一郎/62)に会うと、蓋が緩んで家族の温かい思い出が蘇ってしまう。そんなときの黒崎は、瞳に涙をいっぱい溜めて悲しみに満ちた表情をしている。

また、警察官の神志名(井之脇海/26)と対峙した時や、桂木(三浦友和/70)に情報料を渡すときは、悲しみに怒りの感情が追加される。御木本に繋がると察知した瞬間、怒りがこみ上げ、みるみるうちに涙が溜まっていくのがよく分かる。まばたき一つしたら涙がこぼれるのではないかと思うぐらいの涙量なのに、涙を流さずに芝居をするのは技術だろう。

そしていよいよ、御木本を自分の手で潰したときは、喜ぶこともせず、ただ一人の男の最後を見届けるだけだった。心底、憎んでいた男を破滅させ、目の前の銃を手に取れば完全に終わらせることができるのに、それをせず立ち去る黒崎。どしゃぶりの雨が降る夜道を、傘も差さず一人歩いている黒崎が思い出すのは、家族4人で夕食を楽しんでいる思い出と、血だらけで倒れている母と姉、父親の暗いあの顔。

御木本が自殺したことで復讐は終わったはずなのに、全然、うれしくない。泣き叫ぶ声は雨音に消されて、地を這うように体を丸めて、一人泣き叫んでいる黒崎が痛々しい。なんて孤独なんだろう、こんな風に号泣する人を初めて見たと思う。芝居だとは到底思えない程の悲しみの表現に圧倒され、余韻が後を引いた。

■どんな大物相手でも物怖じしない豊かな経験

上海を舞台にした第5話は、現地感あふれるロケーションと美術、中国語が巧みなキャストを揃えるなど、大変、素晴らしかった。上海編だけで映画が1本制作できるほどのスケールと濃厚なストーリーで見応えがあった。

また、黒崎が、マフィアのボスに見せる物怖じしない強い目線は、やるかやられるかの強い意志とギリギリの戦いであることが感じられ手に汗を握ってしまった。煌びやかなマフィアのアジトでボスに提案する時の自信たっぷりで余裕のある表情と、寂れた街の裏側で暴行を受け銃口を額に当てられても目線を逸らさず相手を凝視するのも、見ている側がヒヤヒヤするほどに緊張感があった。

だけど、黒崎は自信を持ってやっていることだから、飄々とやっているようにも見える。それは、演じる平野がこれまで経験してきた、舞台や映像作品の現場で座長を務めてきた経験が生きているのだろう。舞台中央である0番に立つ重責、座長としての立ち居振る舞いなど、数々のプレッシャーに向き合い、それを乗り越えて実績を積んできた。

信念を持っていれば、立ち位置がブレることがない。これは御木本を破滅させるためなら、身の危険を感じても果敢に攻める黒崎に通じる。

そして、最大の敵だと思っていた御木本だったが、最後に意味深なことを告げ、黒崎の復讐を終わらせないところがいい。ひっそりあらわれていたが、次の強敵はメガバンクのエリートバンカー・宝条(佐々木蔵之介/54)になることを予感させた。これまた豪華なキャストではないか。鳥肌が立ってくる。またヒリヒリする展開が待っていそうで、目が離せない。(文・青石 爽)

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