若手注目俳優 奥平大兼、櫻井翔・勝地涼ら先輩俳優との共演に刺激「とんでもなく面白い」

若手注目俳優 奥平大兼、櫻井翔・勝地涼ら先輩俳優との共演に刺激「とんでもなく面白い」

  • ドワンゴジェイピーnews
  • 更新日:2021/05/02

演技未経験ながら、長澤まさみ演じる母親のひどくゆがんだ愛情に翻弄される息子役としてスクリーンデビューを果たした2020年『MOTHER マザー』で、数々の新人賞を受賞。同年10月期のTBS金曜ドラマ恋する母たち』で連続ドラマ初出演となった俳優・奥平大兼

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フジテレビの木曜ドラマ『レンアイ漫画家』にて、これまで演じた役のイメージとは異なる“超が付くほどの女好き”若い頃の刈部純として出演中の彼が、日本テレビ日曜ドラマネメシス』4話より、“ナルシストなAI開発者”姫川烝位役でレギュラーキャストとなる。

デビュー作から演技力の高さで一躍脚光を浴びた奥平。4月期の2作品でもその魅力をいかんなく発揮する彼に、今期出演作の見どころや近況を聞いた。

『レンアイ漫画家』『ネメシス』で得た学び

「映画と比べてドラマの撮影はスピード感が違うなと感じます。役に入り込む時間も長くとれず、セリフを吐き出すまでに気持ちを作ることが一番大変でした」。

苦労もあるが、得られる学びに成長も実感する。同時期に異なるドラマ作品に出演することで、新しい発見もあった。

「『レンアイ漫画家』では、台本に書かれていない純のバックグラウンドを考えるようにしました。いきなり監督に聞くんじゃなく、自分で『こういう人なんだろうな』と読む力がついたなと思います。『ネメシス』は、今までの現場ではなかった大人数の現場だったんです。ベテランの方々も多い中、デビューして間もない自分がどれだけ怖がらずにできるか、覚悟を決めて臨みました」。

「まだあまり自分に自信はない」

演技未経験で出演した『MOTHER』では、多数の応募者の中からメインキャスト・周平役に抜擢された。日本アカデミー賞新人俳優賞、キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞、ブルーリボン賞新人賞、日本映画批評家大賞新人男優賞など、輝かしい結果も残した。あれから出演作品も増え、俳優としてますます磨きがかかっている。ところが、注目度とは裏腹に自己評価は控えめだ。

「まだあまり自分に自信はないです。自分が映っている映像を観るのも怖い。でもカメラの位置とか、自分がどういう風に映っているのかを気にするくらい心の余裕は多少できました。最初の頃は自分が演技するだけで手一杯だったんです」。

そう打ち明ける彼は、自身の出演作品を観るのにも抵抗があるという。「めちゃめちゃ嫌ですね(笑)。オンエアは恥ずかしくてリアルタイムでは観れないんです。録画であとから観るんですが、できなかったこととかが頭に浮かんできてしまう。自分ができているとは全然思わないので、出演した作品の放送日は朝起きた瞬間から怖いです。『今日放送だ』って」。

ネットの声は見ない「周りの意見に左右されたくない」

デジタルネイティブの17歳ながら、スマホは少し苦手。「スマホを見ると目が痛くなっちゃうんです。普段は音楽を聴いたり絵を見たり、服のリメイクをしたりしていることが多いです。スマホをいじる時間は同年代の中では少ないと思います」と打ち明ける。

ネット上の反響を見ることもほとんどない。「怖いですね。世間の人にどう思われているかというのも知っておいたほうがいいとは思うんですけど、周りの意見に左右されたくもない。知ったほうがいいこともあると思うんですけど、自分を大事にしたい」と、SNSと現実世界との間には冷静に距離を置く。

同級生から声をかけられることもあるというが、「今回のようなインタビューの記事も『見たよ』という声はありがたいんですが、どういう顔をしたらいいかわからない」と17歳らしい気恥ずかしさも顔を見せる。

先輩俳優との共演に刺激「とんでもなく面白い」

『ネメシス』ではメインキャストの広瀬すず櫻井翔のほか、勝地涼とも親交を深めた。

「勝地さんはとんでもなく面白いんです。僕は4話から出演したので、1話からレギュラーの方たちが関係を築いてきた現場に、いきなり溶け込むのは難しかったんです。でも勝地さんは『来なよ来なよ』と話の輪に入れてくれて。人柄が印象的でしたね」。

現場では、櫻井とともに過ごすことが多いのだそう。「風真との関係もあるので、櫻井さんとはよくお話をします。僕が高校生なので学校のことも話しますし、櫻井さんが聴いていたヒップホップについても盛り上がりました。一緒に聴きながら『めっちゃカッコいいですね』って」と楽しそうに語る。

同世代俳優と共演願望明かすも…

この春で高校3年生となった奥平。将来のことはあえて「なにも考えない」のだという。

「将来のことを考えると不安になっちゃうじゃないですか。なにがあるかわからないし、どうすることもできないのに、ありもしないことに不安になるのが嫌なんです。そのときに自分がやりたいことや向いてること、縁があるお仕事をしたいと思っています」と落ち着きを見せる。

現在は、同世代の俳優陣に関心があるのだそう。「もっといろんな同年代の役者と共演したいですね。明確にライバルなので、どういう演技をするのか生でみたい」。

それなら学園モノがいいのかも、と伝えてみると、「そうなんですよね...でも僕は学園モノのタイプじゃないので、そこが難あり(笑)」と自虐気味につぶやく。

「僕がキャスティングする側だとしたら、間違いなく僕を呼ばないですね(笑)。もっとキラキラしてる人がいるので、そういう役者と比べるとやっぱりタイプじゃない。出られたらうれしいですけどね」とささやかな夢に思いを馳せる。

どんどん膨らむ周囲からの注目とは裏腹に、冷静沈着に自分を見つめる姿が印象的だった奥平大兼。現在17歳の彼が今後どのような活躍を見せてくれるのかますます楽しみだ。

取材・文:山田健史

写真:友野雄(Yu Tomono)

ヘアメイク:谷川一志

スタイリスト:伊藤省吾(sitor)

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