【C大阪】若手抜擢で4戦ぶり白星を引き寄せたクルピ采配。固定化されたスタメンに割って入るのは?

【C大阪】若手抜擢で4戦ぶり白星を引き寄せたクルピ采配。固定化されたスタメンに割って入るのは?

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  • 更新日:2021/04/19
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浦和戦では決勝点にも絡んだ中島。スタメンに食い込むことはできるか。写真:徳原隆元

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今季からC大阪の指揮を執るクルピ監督。(C) SOCCER DIGEST

[J1リーグ10節]C大阪1-0浦和/4月18日(日)/ヤンマー

C大阪に流れを引き寄せたのは、2人の若手だった。

4試合ぶりの白星を懸け、ホームに浦和を迎えた一戦。相手に圧倒され絶望的だった前半をなんとか0-0で折り返すと、レヴィー・クルピ監督はハーフタイムで清武弘嗣と西川潤を下げ、中島元彦と山田寛人を投入する。左右のMFに入った2人は推進力を発揮し、攻撃陣を活性化。迎えた66分、中島の蹴ったCKを山田が頭で合わせ、こぼれたボールを丸橋が蹴り込んで決勝点を奪った。

試合後、2人を起用した意図をクルピ監督はこう明かした。
「2人を投入したのは、勢いをつけたかったから。2人とも機能してくれたことは嬉しく思う。キヨ(清武)は守備が得意じゃない選手で、守備での強度が少し足りなかった。前と後ろに戻ることができ、かつ前でフィニッシュができる選手を置きたかったので交代した。ただ、キヨが後半も出続けていれば、いいプレーができていたと思っている」

実際、10日の福岡戦でJ1初ゴールを挙げた中島だけでなく、これが出場3試合目となった山田の動きも光った。本職のFWではない右MFに入りながら、82分に積極的な仕掛けから好機を演出し、終了間際には加藤へのパスで決定機を演出した。それ以外にも、縦への意識、そして守備の役割も担い、1-0の勝利に大きく貢献した。
今季、4度目のクルピ体制となったC大阪は現状、スタメンがほぼ固定されている。坂元達裕、原川力の離脱後は西川と藤田が先発に入ったが、どれだけ過密日程でも、どれだけゲーム内容が悪くても、固定化されたままだった。

「長い時間、一緒にプレーすることでお互いの特徴が分かるようになり、次の動きが分かるようになる。それこそが連係を高める」と語る指揮官。3試合連続未勝利(1分け2敗)で迎えた浦和戦でも方針は変わらず、4日前の徳島戦と同じ11人だった。

ただ、スタメン以外に全くチャンスを与えていないかというと、そうではない。
開幕以降、徐々に早くなってきているのが交代のタイミング。徳島戦と浦和戦では、2試合続けてハーフタイムに2枚替えを行なった。ピッチに送り込まれたのは、徳島戦が加藤陸次樹と中島、そして浦和戦が中島と山田だった。金沢から加入した加藤は、浦和戦では決定機を逃す場面もあったが、途中出場のみですでに2得点をマーク。万能型タイプのFWとして存在感を示している。また、広島から期限付き移籍で加わった松本泰志も、本職のボランチとは違う攻撃的な位置とはいえ、徐々に出場機会を掴みつつある。
かつて香川真司や南野拓実らを抜擢したレヴィー・クルピ監督が選手たちに求めるもの、そして判断基準は実にシンプルで「数字を残せるかどうか」。今後は坂元や原川、高木俊幸といった離脱者が戻り、かつ隔離期間を経てチームに合流したアダム・タガート、チアゴ、ダンバンラムの新外国人もコンディションを上げてくる。

激化するポジション争いの中、固定化されたスタメンに割って入ってくる選手はいるのか。不完全燃焼が続く西川を含め、若い世代の台頭に期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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