4月から1人暮らしを始める人も、家族で引っ越す人も、キッチン用品は一通り買いそろえておくと不便が無い。しかし、あまり買いすぎてかさばるのも良くない。
■ホーマックのマルチポット

では、かさばらずに使えるキッチン用品は何かというと、いま記者が絶対おススメしたいものが1つある。それは、ケーヨーデイツーやDCMホーマックなどで売られている『マルチポット』。

これ1つで煮、揚、炊、炒、茹、沸と1台6役ができる優れもので、炊飯からパスタやうどんなどの麺茹で、からあげに炒め物などなんでもござれの超便利調理器具なのだ。しかもお値段はIH対応で2,000円チョイと格安。
しかも、これを使うことで一般的な料理以外も簡単に作ることができる。たとえばインド風の炊き込みご飯『ビリヤニ』は普通の調理器具で作るとかなり大変なのだが、これを使えば簡単に作ることができる。
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■フライドオニオンも簡単

まず、ビリヤニに欠かせないフライドオニオンを作るには180度に熱した油に付属のざるに入れたオニオンスライスを入れ、きつね色になるまで揚げるだけでOK。
普通の揚げ鍋はざるがないので揚げあがりで一度に取れず揚げむらが出てしまうが、マルチポットならざるで一度に上げられるためその心配がない。
■スパイスを入れての炊飯も上手に

次は、ビリヤニの米を炊くときに油で香りを抽出したホールスパイスと一緒に炊くのだが、普通の鍋だとスパイスが米に混ざってしまい、食べるときにスパイスが邪魔になることがある。

しかし、マルチポットなら香りを抽出したあとにお湯を注ぎ、米をざるに入れて茹でればホールスパイスが混ざることなく、香りだけをまとわせて米を茹であげることが可能。
■普通のフライパンのようにも使える

次にビリヤニの具であるグレービーを作るときは、普通のフライパンのように調理すればOK。

炊き上がった米とグレービーを層にして、20分ほど極弱火で蒸せば、ビリヤニの完成だ。もしグレービーを作るのが大変なら、市販のレトルトインドカレーで1度試してみるのもいい。
■絶品ビリヤニが完成

仕上がりはインド料理店で食べるビリヤニと変わらず、ややムラのある色が食欲を誘う。

とても面倒なビリヤニですら1台で調理できてしまうマルチポット、4人ぐらいまでの家庭ならぜひ1つは持っておきたい超便利キッチン用品である。
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(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男)