
涼を求めて公園で水遊びをする市民=群馬県桐生市の新川公園で2023年7月16日午後3時5分、庄司哲也撮影
19日の群馬県内は厳しい残暑となり、桐生では平年を9度上回る35・6度の最高気温を記録し、今年46日目の猛暑日(最高気温35度以上)となった。気象庁によると、年間の猛暑日の日数としては1994年に日田(大分県)で記録された45日を上回り、歴代1位となった。
桐生では猛暑日の最も遅い記録を18日に更新していたが、その記録もさらに伸ばした。
気象庁によると、桐生の猛暑日は8月末で39日と全国で最も多かった。9月に入っても5日に37・4度を記録するなどし、19日で猛暑日は計7日となった。
桐生市の荒木恵司市長は19日の記者会見で「公共施設を『避暑施設』として開放し、イベントなどでも熱中症対策を徹底している。対策を協議しながら、暑さを逆手に取った施策も講じていきたい」と述べた。
県内ではこのほか、館林で35・3度、伊勢崎で35・2度となるなど、全域で真夏の暑さとなった。【増田勝彦、大澤孝二】
毎日新聞