アップル製AR/VRヘッドセット、過熱やソフトウェア問題のため2023年まで発表延期か

アップル製AR/VRヘッドセット、過熱やソフトウェア問題のため2023年まで発表延期か

  • Engadget
  • 更新日:2022/01/15
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Ian Zelbo

アップルは2022年内にAR/VRヘッドセットを発表すると予想されてきましたが、複数のハードウェアおよびソフトウェアの課題に直面しているため、2023年まで遅れる可能性があると報じられています。

米Bloombergの最新記事によると、アップル社内では6月の年次開発者会議(WWDC)で発表して年内に発売する予定だったものの、オーバーヒートやカメラ、ソフトウェアの問題に取り組んでいるため、計画通りに進めるのが困難になっているとのことです。そのため発表は2022年末以降にずれ込み、店頭に並ぶのは2023年になる可能性が高いと伝えられています。

これらは「M1 Pro並みの高性能プロセッサを内蔵しながら、快適に装着できる温度にどうやって抑えるか」という課題によるものです。噂のAR/VRヘッドセットには「Macと同じコンピューティングパワー水準」を実現するために96Wの電源アダプタが付属するとも言われており、そこから高い発熱も推測されていました。

また同記事では、今後のヘッドセットに関するアップルの展望にも言及されています。すなわち「2023年の開発者会議で、このApp Storeを備えたデバイス用のVR/ARアプリケーションの開発に重点を置くことを計画」しており、今年(2022年)6月に発表予定の次期「iOS 16」(コードネーム:Sydney)に本製品のサポートも組み込むなど基礎作りしておくとのことです。

そうして今年の開発者会議にて完成品を発表することなく、前倒しでヘッドセットおよびソフトウェアの技術的な側面をプレビューできるというわけです。

米9to5Macは、もし年内にAR/VRヘッドセットを発表できなくても、アップルにとってほとんどダメージはないと指摘しています。アップルは元FacebookのMetaなどと競合しているものの、iPhoneメーカーにとっては新たなカテゴリー(まだ市場を開拓さえしていない)に過ぎないためです。

さらに重要なことは、アップルは中途半端なハードウェアを投入して、初手から躓きたくないと推測されることです。ソフトウェアの問題はアップデートで解決できますが、製品の成功や失敗を決めるのはハードウェアであり、出荷した後では取り返しが付かなくなります。

初代Apple Watchはハードウェアとソフトウェアともに、発売が早すぎたとの評価がもっぱらです。そのためヘッドセットでは完成度を上げることに重点が置かれ、発売を急ぐことは二の次と思われますが、あまり待たせて欲しくないと願うアップル愛好者も少なくなさそうです。

Source:Bloomberg

via:9to5Mac

Kiyoshi Tane

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