
白川陸斗が公開練習を行なった
9月24日(日)さいたまスーパーアリーナにて開催される格闘技イベント『RIZIN.44』の[RIZIN MMA Rules/66kg]で中原由貴(マッハ道場)と対戦する、白川陸斗(トライフォース赤坂)が19日に都内の所属ジムで公開練習を行ない、「皆が思っている以上に僕は強い、ここで負けるなら先はない」と強く意気込んだ。
白川は1分間のミット打ちを披露。パワーが乗った瞬速のパンチを何度もミットに叩き込み、万全の調子をアピールした。
白川はRIZINフェザー級屈指のストライカー。4連勝と波に乗った中、左腕の上腕二頭筋腱断裂による長期欠場を経て今回が2年ぶりの復帰戦となる。
現在の心境について「2年ぶりの試合。緊張とワクワクがある。早く僕の強いところを見せたい」と笑顔も、巷での“下馬評不利”の声に反応し「まず、みんな僕が負けると思いすぎ。しゃーない、2年ぶりやし。僕の評価低いし。ただ、皆が思っている以上に僕は強い。中原選手を倒して、フェザー級の上位陣に絡んでいく」と、語気を強めた。
勝利へ揺るぎない自信を持つ白川だが、やはり気になるのは2年間のブランク。しかし、白川は「この2年間、こんだけ挫折して、こんだけ色々と言われて、遠回りしてきて。でも、やっぱりリングに戻りたい気持ちが強くて、格闘技が好きなのを再確認した」と、長く試合ができなかったことで、戦いへのモチベーションがさらに強くなったことを強調した。

2年ぶり復帰戦に「緊張とワクワクがある」と語った白川
フィジカル面は、腕の負傷があったからこその下半身強化。ファイトIQ面は、戦いの視野が広がり、自分に合った技術の取捨選択ができるようになるなど、選手としての成長に手応えを感じているようだ。
だが、先述の“白川不利”の声があるのは、何も2年間のブランクだけではない。相手の中原がフェザー級屈指の実力者だからだ。中原は前戦となる昨年の大晦日に鈴木千裕に逆転KO負けしたものの、それでも過去PANCRASEやONEで勝ち続けた実績から、その実力を過小評価する声はない。
白川は“強敵”中原との試合を「打撃戦の斬り合い」と表現し「お互いの空間を削り合って、斬り合いのプレッシャーだったり緊張感ある戦いになる」と、ファンが興奮するスリリングな打撃戦になると予想。
その一方で今回の試合に向けて、朝倉海のコーチを務めるエリー氏と作戦や戦術を練っていることを明かし、「既に“倒す”イメージは複数用意している」と胸を張った。
フェザー級トップ戦線に食い込むことを狙う白川。いきなりの大勝負となるが、「ここで負けているようなら先はないと思っている。そこへのプレッシャーや絶対負けられないという気持ちは強い」といい、続けて「僕のプランでは、ここで勝って、年末も勝って、来年また2連勝してからの4連勝。RIZIN7連勝してからのタイトルマッチ」と、今回はチャンピオンロードへの第一歩と力強く語った。
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▼【フォト】白川が公開練習で瞬速のパンチを叩き込む!
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【動画】白川のパワーが乗った瞬速パンチ(公開練習)