
鳥栖に勝利しサポーターの声援に応える泉
「明治安田生命J1、鳥栖0-1神戸」(18日、駅前不動産スタジアム)
神戸のルーキーMF泉柊椰(22)が初先発起用に応えて、先制のプロ1号を決めた。前半22分、自陣からのロングボールを左サイドで受けると、得意のドリブルで切り込み、ペナルティーエリア外から右足を一閃(いっせん)。シュートは美しい放物線を描き、ゴール右に飛び込んだ。
神戸サポーターも鮮烈な一撃に「イズミ」コールで熱狂。泉は両手を挙げて応えた。
昨年のW杯カタール大会でも大活躍した日本代表MF三笘薫(25)=ブライトン=に憧れ、びわこ成蹊スポーツ大での卒論テーマは「三笘のドリブル」。同じ左サイドを本職とし、初の左ウイングで躍動した。
虎の子1点を神戸は最後まで守り切り、完封勝利。前節は浦和に初黒星を喫したが、連敗を阻止。勝ち点12に伸ばし、単独首位をキープした。