ホログラムの時代がついにやってくるかもしれない。転送ポッドのような等身大の投影デバイスが開発される

ホログラムの時代がついにやってくるかもしれない。転送ポッドのような等身大の投影デバイスが開発される

  • カラパイア
  • 更新日:2020/11/20
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ホログラム投影と言えば真っ先に思い浮かぶのがスターウォーズでR2-D2が映し出したレイア姫だ。あれから45年、VR(仮想現実)技術も進化しテレポーテーションさながらの実在感溢れるデバイスがついに登場したようだ。

「PORTL(ポータル)」は、カメラで撮影した自分の実物大のホログラムを、電話ボックスのようなスクリーンにリアルタイムで投影できるという。

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等身大のホログラムをリアルタイムで出現させる

「PORTL(ポータル)」の技術は基本的に、19世紀に考案された「ペッパーズ・ゴースト」と呼ばれる鏡を使った舞台用視覚トリックの応用だ。これはディズニーランドのホーンテッドマンションでも利用されているので、体験したことのある人もいるだろう。

だがポータルは昼夜を問わず、世界中のどこにでも自分の等身大ホログラムをリアルタイムで出現させることができる。また実在の人間だけでなくCGキャラクターを映し出すことも可能だ。

さらに次世代のホログラムであることを実感させるのは、そのインタラクティブ性にある。ポータルのシステムには、カメラだけでなくステレオスピーカーも含まれているので、ユーザーは投影ボックスの周囲にいる人たちの話を聞くことができるし、それに返事をすることだってできる。

要するに、自分のホログラムを遠く離れたところにいる相手の目の前に投影して会話を交わすことができる、コミュニケーションツールなのである。

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亡くなった有名ミュージシャンを復活させた技術

これまでもホログラムが広告や通信に利用されたことはあったが、一部の人には音楽シーンでの利用が馴染み深いだろう。

マイケル・ジャクソンや2パックといった、亡くなってしまった人気ミュージシャンをホログラムで蘇らせて、生前さながらのパフォーマンスを再現するのだ。

2パックのホログラム映像に使用された技術を買収したのが、ポータル社の設立者デビッド・ヌスバウム氏だ。その後同技術は、さる事情からエクアドル大使館に匿われていたジュリアン・アサンジ(ウィキリークスの創設者)が外部で講演するために利用された。

2パックのホログラムライブ映像

価格が下がれば一般普及も

ポータルはAIを利用してホログラムの記録を行うこともできる。こうした機能を利用すれば、ただのコミュニケーションツールとしてだけでなく、ホログラム・コンテンツの再生ツールとしても利用することができる。

ヌスバウム氏によると、現在デスクトップPCくらいの小型バージョンが開発中で、こちらは月額39~49ドル(約4000~5000円)のサブスクリプション料金を払えば、ペトロン(動画配信を利用した自宅でできるフィットネスサービス)のようなコンテンツが利用できるようになるそうだ。

なおポータルの価格は1台6万ドル(約600万円)であるとのこと。まだまだ一般に普及するような価格ではないが、数年のうちにはもっと安くなるだろうという。

また、すでに100台が販売され、ショッピングモールや空港、映画館などに出荷されたそうだ。街中で有名人を見かけたと思ったら、じつはホログラムだったなんてびっくり経験ができるかもしれない。

PORTL hologram promotional video

References:iflscience/ written by hiroching / edited by parumo

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