イカナゴ漁、2023年も早々と「終漁」 資源確保優先に...

  • ラジオ関西
  • 更新日:2023/03/19

播磨灘、大阪湾でのイカナゴのシンコ(稚魚)漁が、2023年のシーズンは3月17日までにすべて終漁した。

近年では漁獲量が激減し、2023年のシーズンは7年連続不漁予測の中、3月4日に解禁されたが、次年以降の資源量を確保するため、早期に漁を打ち切ることを決めた。 大阪湾では8日に終漁。淡路島や明石市以西では16~17日に打ち切った。
かつてのシンコ漁は約1か月続いたが、2017年以降は漁獲量が減少し、漁の期間が大幅に短縮されている。

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イカナゴ・シンコ漁解禁日の明石海峡<2023年3月4日・午前6時40分ごろ 明石海峡航路西側海域から明石海峡大橋方向に撮影>

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イカナゴ・シンコ漁解禁日の明石海峡<2023年3月4日・午前7時ごろ 明石海峡大橋東側から南側方向に撮影>

兵庫県でのイカナゴの資源量は減少傾向にあり、翌年に向けて少しでも多くのイカナゴ資源を残すため、平成29年から、例年より早めの終漁日を設定し、翌年の親魚資源の確保に取組んでいる。なお、史上最短だったのは2020年のシーズンだった(2月29日解禁 終漁~大阪湾3月3日・播磨灘3月6日)。

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