
最強寒波・宮城への影響 仙台市内の積雪9センチ 平野部では今シーズン初となる除雪車が出動
最強寒波は宮城県内にも影響が及んでいる。
仙台市内の積雪は9センチとなり、平野部では今シーズン初めて除雪車が出動。
伊藤有里記者
「仙台市内では道路が白く覆われてしまうほど雪が積もっており、除雪作業に追われています」
仙台市では1日で約100台の除雪車を稼働させる予定。
25日朝のJR仙台駅前は、雪が積もる足元を気にしながら歩く人の姿が見られた。
「ベビーカー押せないのでこの雪だと。2つしか手がないので。傘させないなくらいですけど」
「冷たい」
この雪により、転倒事故が相次いでいる。県内の消防によると仙台市で60代男性が頭を打ち病院に搬送されるなど6件の救急要請があったとのこと(25日午前11時時点)
また、県警によるとスリップ事故は25日朝8時までの24時間で11件発生している。
高速道でも事故が相次ぎ、三陸自動車道と仙台北部道路の一部区間が通行止め(25日午前11時時点)
仙台市営バスは中心部に向かう路線など最大90分の遅れが発生した。
乗客「15分くらい待ってると思います。こんなに雪降ると思ってなかったので、結構驚いてます」
JRによると東北新幹線は「仙台-古川間」で線路のポイントトラブルによって一部列車に遅れが出ている。在来線は陸羽東線の鳴子温泉ー新庄間が計画運休しているがその他の路線にダイヤの乱れはない。(25日午前11時時点)
また、仙台空港は、全国的な影響で発着合わせ8便が欠航している(25日午前11時時点)
室井孝太記者
「広瀬川の河原に来ています。この寒さで、川を見ると枯葉と表面が凍ってしまっているのが分かります」
25日朝の最低気温は、最も低い駒ノ湯が「-12.7℃」。仙台でも「-7.5℃」など、平年を大幅に下回った。また、断続的に雪も降っていて、24時間に降った雪の量は「駒ノ湯13センチ」「仙台9センチ」などとなっている。
仙台管区気象台は、路面や水道の凍結に注意をするよう呼びかけている