VARがサッカーを変えた? W杯ロシア大会はPKが過去最多

VARがサッカーを変えた? W杯ロシア大会はPKが過去最多

  • 毎日新聞
  • 更新日:2022/11/25
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東京オリンピックのサッカー男子準決勝の日本-スペイン戦で、ペナルティーエリア内での吉田麻也のプレーについてVARで映像を確認する主審=埼玉スタジアムで2021年8月3日、宮武祐希撮影

サッカーのワールドカップ(W杯)で前回2018年ロシア大会から導入された、誤審を防ぐために主審の判定を映像で補助するビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)は、どんな影響をもたらしたのか。

「大会初ゴール」幻に VAR判定で取り消し

W杯で初めてVARによって判定が変わったのは、ロシア大会1次リーグのフランス―オーストラリア戦。ペナルティーエリア内でオーストラリアの選手が滑り込み、フランス選手が倒れたプレーだ。主審はすぐには反則を取らなかったが、映像を確認した後にフランスにPKを与えた。試合はフランスが勝利した。

フランス―クロアチアの決勝でもVARが介入してフランスにPKが与えられ、勝ち越し点となった。

賛否両論が起きたが、国際サッカー連盟(FIFA)のインファンティノ会長は大会後に「VARがなくとも審判は95%は正しい判断を下していたが、VARによってそれが99.3%まで引き上げられた。サッカーはより正確になる」と自信を見せた。

ロシア大会の全64試合のうち、VARのチェック対象となったのは455件(1試合平均7・1件)。このうち主審が映像を確認したのは20件で、17件で判定が覆った。

ロシア大会のPKの回数は過去最多の29回。VARを導入したことで増えたとみられる。

1986年メキシコ大会でマラドーナ(アルゼンチン)がヘディングに見せかけて手で触ってボールを入れた「神の手」のような「世紀の大誤審」は起こりづらくなった一方、試合が中断する時間が増え、試合時間が長くなる傾向が出ている。【丹下友紀子】

毎日新聞

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