旬の魚や野菜、花などを市場の担当者に紹介してもらう「市場で旬みっけ!」。今回は春の訪れを感じさせる「タケノコ」です。部位ごとの特徴やおすすめの調理法も聞いてきました。
【写真を見る】タケノコの“皮”の役割は?鮮度見極めのポイントは「先端の色」にあり【市場で旬みっけ!】
3月から5月にかけて、旬を迎えるタケノコ。
新鮮な掘りたてのものが出回る時期になりました。
今回も、福島市公設地方卸売市場へ。箱を開けてみると、大きく立派なタケノコが…。
主な産地は、福岡や鹿児島そして京都、この3つの地域で全国の生産量の半分を占めています。
新鮮なタケノコを見極めるポイント。それは“先端の色”にありました。
タケノコの鮮度は「先端の色」にあり!
佐藤来夢さん「ここ(先)の部分が黄色くなっているものはちょっとえぐみが強いので、緑色のものを選んでください」
タケノコは、名前の通り成長すると竹になります。
そのため柔らかくておいしいタケノコでいられるのは、土から出てきた、わずかな期間です。
土から頭を出すと急に背を伸ばしていき、1日に1メートル伸びることもあるそうですよ。
ここで問題!タケノコは皮が何枚も重なってすっぽりと包まれています。
その皮には、どんな役割があるのでしょうか?
3択です。A.雪や雨から守る B.動物から守る C.乾燥から守る
タケノコの皮の役割は・・・
皮の役割、正解は…。
佐藤来夢さん「タケノコの皮には、キツネやイノシシに食べられないようにする役割があります」
松井アナ「野生の動物から守るということですね!」
タケノコは部位ごとに特徴があり、料理は使い分けがおすすめです。
穂先を覆う「姫皮」は、クセが少なくお吸物や酢の物に。
柔らかい「穂先」は、煮物や和え物に。
そして「中心部」は、歯ごたえがあり、煮物や炒め物、天ぷらと幅広い料理に使えます。
食感が固い「根元」は、炊き込みご飯にするのがおすすめです。
それでは、試食です!今回は、タケノコの炊き込みご飯を用意しました。
調理のポイントは、早めのアク抜き。一般的には、米ぬかを入れたお湯でタケノコを茹でます。市販の水煮を使うと、アク抜きの手間が省けますよ。
松井アナ「いただきます。タケノコの香りがダイレクトに伝わりますよね。おいしいですね、優しくて」
今が旬のタケノコ!この時期ならではの食材で食卓を彩ってみてはいかがでしょうか?
【市場で旬みっけ!『Nスタふくしま』内で毎週水曜放送】