
【 ニッポン名車物語 復活編 第四話 Vol.3】
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毎号お届けしているビンテージカーヨシノによる復刻パーツコレクション。3回目となる今回の目玉はアルミラジエーターだ。前期型のみの装備であり、整備を怠ると腐食してしまうため早い段階で製造廃止。後期型用の銅合金製しか手に入らず、交換されている前期型も多い。スポーツカーらしく熱伝導性の高いアルミラジエーター、こだわるなら気になる逸品といえるだろう。各パーツは価格応談なので、興味のある方は問い合わせてほしい。
復刻アルミラジエーターはタンク部分も純正同様の形状でプレス製作。表面の梨地仕上げもこだわり抜いた品だ。アルミラジエーターは暖まりが早く、ヒーターの効きもいい。トヨタを代表するスポーツカー、妥協ない設計思想が部品ひとつからも読み取れる。
>> 【画像23枚】オーバーホールが完了した3M型エンジンなど。カムカバーの結晶塗装もやり直してあり、このまま飾っておきたくなるほど美しい
プラグコードをまとめる樹脂パーツ。経年劣化によりほとんどのトヨタ2000GTでは割れるか、失われているだろう。細かな部品だが、オーナーならこれがあるとないとで気分が違うはず。新規金型を起こしリプロダクト。素材を厳選し、耐久性も向上している。
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