嵐・松本潤の炎上はK-POPファンの大勘違い! “K-POPのルーツはジャニーズ”の根拠

嵐・松本潤の炎上はK-POPファンの大勘違い! “K-POPのルーツはジャニーズ”の根拠

  • 日刊サイゾー
  • 更新日:2020/11/21
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「文春オンライン」で20日に配信された記事『松本潤が韓国で炎上「K-POPのルーツはジャニーズ」発言 ジャニー氏タブーにも触れた米誌インタビューの中身』が話題だ。

アメリカメディアによる嵐へのインタビューの中で、松本が「K-POPのルーツはジャニーズ」と受け取られるような発言をし、これが日韓のK-POPファンから猛バッシングを受けたのは記憶に新しい。

K-POPファンの言い分は「ジャニーズがルーツなら、BTSより売れてるはず」「実力が必要なK-POPが、歌も踊りも下手なジャニーズをルーツにしているわけがない」というもの。

しかし、今回「文春オンライン」ではインタビューの内容を詳細に解説しており、松本の発言も正しくは

「ジャニーさんは60年に及ぶキャリアのなかでたくさんの男性アイドルグループを生み出し、日本のエンターテインメント産業だけでなく、アジアのポップカルチャー全般に多大な功績を残しました」
「ジャニーさんが数十年前に基礎を築いてきたものが国境を越え始めているということに誇りを感じます」

というものだったが、これが韓国のメディアで「『K-POPのルーツは日本のアイドル』 嵐の発言に火がついた議論」と報じられ、物議をかもすことになってしまったようだ。

この炎上騒動に対して「幼稚なK-POPファンの一部が噛み付いただけで、K-POPの歴史を知っているファンであれば松本の発言は理解できるはず」と語るのは、K-POPライターのA氏だ。ジャニーズとK-POPの浅からぬ関係をこう説明する。

「“K-POPのルーツはジャニーズ”とまでは言わないが、ジャニーズが及ぼした影響も大きいのは事実。韓国で男性ボーイズグループのようなものが活躍し始めたのは、80年代頃からだといわれている。一方ジャニーズは1960年代の後半から歴史が始まってますから、アジアにおける“男性アイドルグループ”の先駆けであったことは間違いない。もちろん、ジャニーズはアメリカのショービズから着想を得ています。

また、ジャニーズに強い影響を受けたといわれているのが、韓国の大手芸能事務所であるSMエンターテインメントです。90年代、SMが男性アイドルグループを作る上で参考にしたのがバックストリート・ボーイズとSMAPです。バックストリート・ボーイズのようなコーラスグループでありながら、SMAPのようにマルチに活躍できるアイドルを作りたかった。そうして生まれたのが、神話や東方神起です」

実際、神話のメンバーは過去のインタビューで「SMAPをモデルにしている」と発言したことがある。神話や東方神起は“K-POPブーム”の土台を作った存在と言っても過言ではない。松本はこうした背景を知った上で、「ジャニーさんが数十年前に基礎を築いてきたものが国境を越え始めている」という発言をしたのだろう。

「SMエンターテインメントとジャニーズの結びつきは深く、ジャニーズのCDの韓国流通をSMが担っていたこともある。さらにSMの創業者イ・スマンとジャニー喜多川氏には交流があり、イ・スマンは自社のアイドルグループをジャニーズのライブによく連れて行ったといいます。ジャニーズがライブでよくやる早着替えや、それこそ松本が考案したムービングステージはそっくりそのままSMのアイドルのライブでも採用されることになった。もちろん“パクり”とかじゃなく、SMとジャニーズの関係性がきちんと築かれていたからできたことです。

ただ、現在世界的にヒットを飛ばしているBTSのステージには、ジャニーズ的な要素は一切ないし、音楽性を鑑みても直接的な影響は受けていないでしょう。ですが、K-POPの歴史を俯瞰で見た時に、そこにはアメリカのボーイズバンドと共にジャニーズの影響が確かにあったと言えるんです」(A氏)

さらにA氏が今回の炎上騒動がいかに稚拙で無意味なものであったかを力説する。

「約10年前、K-POPブームが始まった頃に何組かのボーイズグループにインタビューをしたことがあります。その時、彼らの口からは憧れているグループとしてSMAPや嵐の名前がよくあがっていました。当時のK-POPアイドルたちには、ドラマの主演を飾り、CDを100万枚売り上げ、スタジアムをファンでいっぱいにできる日本のアイドルたちが眩しく見えたのです。

この10年でK-POPは急激に成長し、現在はジャニーズを凌駕する活躍を見せています。すると今度はジャニーズのアイドルたちがK-POPを意識し始めた。嵐がアメリカでのインタビューでK-POPについて語ったのがその証左です。つまり、かつてのK-POPがジャニーズの影響を受けたように、今度はジャニーズがK-POPの影響を受け始める。いいものはいいと認め、吸収し、新しいクリエイティブにつなげていくことは、エンターテインメントの正しい形だと思います。松本は“ルーツ”という言葉は使わなかったわけですし、今回は報道の側がちょっと意地悪だったと思いますね。報道に惑わされてしまったファンには、もっと冷静にエンタメを見渡す力を養ってほしい」

日本と韓国は“近くて遠い国”と言われ続けている。複雑な関係性であることに違いないが、日韓のアイドルたちはエンターテインメントという形で架け橋になり得る存在だ。ファンが不要な諍いを煽るのはナンセンスといえるだろう。

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