コロナ禍での働き方の変化とテレワーク定着でクリーニング業者が軒並み苦戦

コロナ禍での働き方の変化とテレワーク定着でクリーニング業者が軒並み苦戦

  • @DIME
  • 更新日:2021/02/21
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テレワークの加速により、ワイシャツやスーツなどのクリーニング需要の減少は避けられず、クリーニング業者にとって、昨年同様に今年も厳しい1年となることが予想される。

TDBの調査結果では、クリーニング業者1,833社の収入高合計は、2019年度までは右肩上がりで推移するなど総じて堅調な業績を示した。

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しかし、2019年度の収入高をみると、大手業者・準大手業者は増収の割合が高く、総じて堅調な業績を示した一方、小規模業者は増収企業が1割に満たず、横ばいの企業が7割強を占めるなど伸び悩んでいる業者が多くみられ、大手・準大手業者の堅調な業績が業界全体を牽引している。

新型コロナの影響が本格的に表れたとみられる2020年6~9月期の収入高動向をみると、新型コロナの影響を長く受けるほど収入高の減少幅も拡大しており、小規模業者のみならず、準大手・中堅業者まで軒並み苦戦を強いられていることが明らかになった。このため2020年度決算は企業規模を問わず、多くの業者で厳しい結果が予想される。

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クリーニング業界は、もともと同業他社との競合が激しいなか、昨今はクールビズの一層の浸透や衣類・洗剤・洗濯機の性能の進化により、家庭内でのワイシャツやスーツの洗濯も普及するなど、クリーニング店に持ち込まれる頻度も伸び悩んでいる。

こうしたなか、新型コロナウイルスの影響により、企業の働き方としてテレワークが定着しつつあり、更なるワイシャツやスーツなどのクリーニング需要が減少を余儀なくされ、厳しい状況が続いている。

今後は、中堅以上の業者については、新規出店や廃業したクリーニング業者からの店舗の譲り受け、価格改定による値上げなどにより、需要の伸び悩みをカバーし、収入高を維持することが可能とみられる。

一方、小規模業者は値上げが厳しく、一定数の固定客以上に新規顧客獲得が難しいうえに、経営者の高齢化も進んでいる。新型コロナの影響に伴う業績悪化が続くことになれば、経営者の事業継続意欲も減退し、廃業もしくは倒産などが増加する可能性もあろう。

構成/ino.

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