
岡山放送
全国4位の栽培面積を誇る香川県産のビワが、収穫の最盛期を迎えています。一方、まだ知名度は低く、生産者などはブランド力のアップも進めています。
大ぶりで果汁たっぷりの「なつたより」という品種です。
(前川裕喜記者)
「いただきます。酸味はそれほど強くなく甘さが口いっぱいに広がる。平均糖度は12度以上だということです」
高松市中山町の生産者、湯谷芳章さんの畑でも、5月から6月下旬にかけて収穫の最盛期を迎えます。もともとミカンの防風林として導入された歴史があり、県内では高松市などで204人が栽培しています。その面積は61ヘクタールと実は全国4位を誇り、収穫量は128トンに上ります。
2023年は冬の寒波の影響で収穫量が減る見通しですが、春以降、天候に恵まれできは良好だということです。
(香川県果樹研究同志会びわ部会 湯谷芳章部会長)
「ビワを食べないと真夏が来ないという声も聞く。この時期だけしか出回らないので、どうぞ香川のビワを食してほしい」
一方、香川のビワは知名度が低く、県は「なつたより」をブランド登録してPRを進めていて、将来的には海外への売り込みも視野に入れています。