子どもが意識不明になったのは病院側のミスが原因だとして、両親が損害賠償を求めた裁判、病院側は争う姿勢を示しました。
【写真を見る】「気管のチューブが抜け」30分間心肺停止状態に 当時7か月の赤ちゃんの両親 愛知医科大学に約1億7000万円の損害賠償求める 病院側は裁判で争う姿勢
この裁判は、名古屋市内に住む40代の夫婦が訴えているもので、2018年7月、当時生後7か月の息子がウイルス性の肺炎で愛知医科大学病院に入院した際、気管に挿入していたチューブが抜け、アラームが鳴ったものの、すぐに医師が適切な対応をせず、およそ30分間心肺停止状態となったと主張しています。
夫婦は、愛知医科大学に対しおよそ1億7000万円の損害賠償を求めています。
26日、名古屋地裁で開かれた裁判で、病院側はすぐに医師を呼ばなかったことなど原告の主張の一部は認めたものの、請求の棄却を求めて争う姿勢を示しました。