◇パ・リーグ オリックス4―1西武(2023年5月26日 ベルーナD)

<西・オ>3回、杉本が先制ソロを放つ(撮影・村上 大輔)
投打のかみ合ったオリックスが4連勝を飾った。
まずはラオウだ。0―0の3回無死。「7番・DH」で2日ソフトバンク戦以来の実戦復帰となった杉本が、松本の高め直球を完璧に打ち抜いた。打った瞬間にそれと分かる打球は、ベルーナドームのバックスクリーンにズドン。リーグトップの9号ソロが、貴重な先制弾となった。
2日ソフトバンク戦で左足に違和感を訴え途中交代。翌3日に大阪市内の病院で「左ふくらはぎの軽度の筋損傷」と診断されたのち、2軍でリハビリを続けていた。この日に出場選手登録されたばかりで、本塁打は4月26日の日本ハム戦(エスコン)以来ちょうど1カ月ぶり。一塁ベンチ前で久々の「昇天ポーズ」を決め、敵地のファンを沸かせた。
杉本の本塁打の直後に茶野が死球を受け、無死一塁から紅林が左越え3号2ラン。24日楽天戦(ほっと神戸)での劇的なサヨナラ2ランに続く2試合連発となった。
先発の山岡は6回を投げ、3安打4奪三振で1失点に抑え、今季初勝利を挙げた。