皮膚科医が解説!マスク着用による「ニキビ」を防ぐ方法

  • コスモポリタン
  • 更新日:2021/05/06
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新型コロナウイルスの感染予防に欠かせないのが、マスク。でも、長時間の着用により、口の周りや頬、あごに「マスクニキビ」ができてしまった…なんて人も多いはず。

そこで、マスクニキビの原因は何か、どうしたら治療できるか、発生を最小限に抑えるためにはどうしたらいいかなどを、3人の皮膚科医が解説。<レッド>から、マスク着用によるニキビや肌荒れを防ぐ方法をお届けします。

関連記事:肌荒れの原因に!?「ニキビ肌向け洗顔料」の正しい選び方

【INDEX】

マスクニキビとは?

どんなマスクが肌に悪い?

マスクニキビができる原因とは?

マスクニキビの治療法

マスクニキビの予防法

マスクニキビとは?

「新型コロナウイルスの流行でストレスが強まったことが、元々あったニキビの悪化や肌荒れの原因になっていることは確かですが、こうしたことに加えて、マスクが肌に擦れることによる“マスクニキビ”が発生してきています」と語るのは、皮膚科医のファヒーム・ラティーフ氏。

「このニキビは、パンデミックの間にマスクでふさがれた顔の部分に現れる小さな吹き出物です。日常的にマスクを着用している今、この問題は今後さらに深刻化するものと考えられます」

どんなマスクがニキビの原因に?

「マスクニキビは、医療用マスク、布マスク、紙マスクなど、いずれのマスクでも起きうるもの。一般には知られていなかったかもしれませんが、医療従事者の間では、パンデミック以前からよく知られていた症状です」と、ラティーフ氏。

多くの場合、個人用保護具を1日中つけなくてはならないような職業の人々や、ヘルメットやベースボールキャップをかぶるアスリートたちの間で見られる症状なのだそう。

マスクニキビの原因とは?

「通常、マスクニキビは、きつい衣服やゴワゴワした防護服で皮膚が押しつけられることによって生じます」と語るのは、イギリスの医療保険会社Bupa の皮膚科医である、ステファニー・マン氏。

「初期の段階では、ただ肌が荒れて、デコボコな感じがするだけです。でも悪化すると、小さな吹き出物が炎症を起こし、さらには、赤く腫れ上がってきます」

原因は、マスクの下の肌環境。すでにマスクの擦れによって皮膚のバリア機能を壊されていることと、通常よりも高い湿度が合わさって炎症が起こったところに、汗、皮脂、バクテリアが閉じ込められている状態なのだとか。

「マスクによる閉塞的な環境と酸素不足のために、肌が正常に機能できないのです」と語るのは、Clinogen Laboratoriesの創業者で皮膚科医のスジャータ・ジョリー氏。

「高い湿度と熱によって毛穴が塞がれ、皮脂が詰まると、バクテリアが増殖して炎症や湿疹を引き起こします」

さらに深刻な場合は、顔の側面や鼻梁、耳の後ろなどマスクが当たる部分に接触性皮膚炎(かぶれ)を起こすこともある、とジョリー氏。ただし、多くの場合はマスクに使用されているゴムへのアレルギー反応なのだとか。

マスクニキビの治療法

マスクをつける前に

マスクが原因でニキビができているようなら、自分で治療できる可能性も。

「マスクをつける前に保湿剤や、肌のバリア機能を保護するクリームをつけること。特にマスクが当たる部分につけることを強くおすすめします」とラティーフ氏。

さらに、「ニキビができやすい方は、オイルフリーや、ノンコメドジェニックテスト済み(にきびのもとになりにくい)と謳っている製品を選びましょう」とラティーフ氏。

「製品の効果を上げ、マスクが滑らないようにするためにも、マスク着用の30分前につけることをおすすめします」

マスクを外したら

マスクを外したら、丁寧に顔を洗い、肌にうるおいを与える保湿剤を。その際、過酸化ベンゾイルやレチノールなど刺激の強い成分を含む製品は避けること。マスクによる摩擦とあいまって、肌がヒリヒリする可能性があるそう。

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「肌が治るまで、メイクは避けましょう。症状をさらに悪化させる可能性があります」と、マン氏。

「それから、(繰り返し使えるタイプの場合)マスクは必ず定期的に洗いましょう。それでも症状が改善しない場合は、皮膚科医に診てもらいましょう」

マスクニキビの予防法

日々の洗顔を怠らない

「低刺激で無香料の洗顔料と、ぬるま湯で顔を洗いましょう」と語るのはマン氏。同時に「たとえ炎症が起きても、マスクをつけ続けることが大切です」とも話しています。

マスクの素材を選ぶ

医療関係者が選べるマスクの種類は限られているものの、一般の人々にはできるだけ摩擦の少ないマスクがおすすめとのこと。ナイロン、ポリエステル、レーヨンなどの合成繊維を避け、ウォッシャブルシルクなどを選んで。

ちょうどいいサイズのマスクを選ぶ

「マスクは必ず心地良くフィットするものを選びましょう。鼻の上、顔の側面、あごなどにピッタリ合うものです」とマン氏。

「心地良くフィットするマスクは、肌トラブルを起こしにくいはずです。きつすぎたり、ゆるすぎてずれたりすると、肌を刺激することになります。さらに、フィットしないマスクは、たびたびつけ直す必要が生じます。定期的に手を洗っていない場合、頻繁にマスクに触ることは、手についたコロナウイルスをマスクや顔に移すことになりえるのです」

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お肌のうるおいを保ち、健康的な食事を

こうした特別なケアやマスクの選び方とともに大切なのが、良好な健康状態。

「他にニキビ予防のためにできることと言えば、肌のうるおいを保つことです。1日中マスクをしているとなかなか難しいですが…。健康的な食生活も心がけましょう」とラティーフ氏。

精糖や乳製品を避ける

「ニキビを悪化させるという研究結果も示されているので、精糖と乳製品は避けるようにしましょう」とラティーフ氏。

「ストレスと肌トラブルの間には強い関連が認められるため、瞑想、ヨガ、マインドフルネスの実践などでストレスや不安を軽減するのも役立つでしょう」

定期的にマスクを外す

米国皮膚科学会が発表した指針では、4時間マスクを着用したら、15分間外すことを推奨しているそう(もちろん、周辺の安全性を確認した上で)。特に医療関係者に奨められている方法ですが、長時間マスクをしている人にも当てはまるでしょう。

また、湿疹、乾癬、酒さなども、度重なるマスクの着用で悪化する可能性があるそうなので、必要な場合はかかりつけの医師に相談を。

まとめ

長時間のマスク着用が常態化した今、マスクニキビに悩む人は少なくないはず。マスク着用がニューノーマルとなった以上、マスクによる肌トラブルを軽減する方法を学び、実践していくことで健康的な肌を保てるはず。

※この翻訳は、抄訳です。
Translation:mayuko akimotoRed

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