
色鉛筆と普通の鉛筆は違うところがたくさん / (C)ケン・サイトー/KADOKAWA
イチゴの種は、表面に付いているツブツブなの?/雑学うんちく図鑑(1)
私たちが見慣れているものや何気なく使っている言葉の中にも、意味や由来など、案外知らないことはたくさんありますよね。
「なぜこの名前で呼ばれているの?」
「仕組みはどうなっている?」
「似ているけれど、違いは何?」
そんな些細な疑問や謎から、ちょっとだけ世界を広げてくれる雑学うんちくをイラストで分かりやすくご紹介。さまざまな事柄の背景や事実などを知れば、きっと面白い発見があるはずです!
※本記事はケン・サイトー著の書籍『雑学うんちく図鑑』から一部抜粋・編集しました。
色鉛筆がふつうの鉛筆と違うのは色だけじゃない!

色鉛筆が丸いのにも理由が / (C)ケン・サイトー/KADOKAWA
■ハミダシうんちく
上記のタルクは「滑石(かっせき)」とも呼ばれ、水酸化マグネシウムとケイ酸塩からなる粘土鉱物の一種。色鉛筆が消しゴムで消しにくいのは、材料に含まれるロウが紙に張り付き、色の素になる顔料を覆ってしまうためです。顔料は熱によって色が変わったり燃えたりするので、製造工程において鉛筆のようには焼き固めません。その分、芯が柔らかくなるというわけです。
著=ケン・サイトー/『雑学うんちく図鑑』