青森県内、野党共闘せず 衆院青森1、2区 立、共競合

  • Web東奥|東奥日報社
  • 更新日:2021/10/14

次期衆院選の青森県選挙区で焦点となっていた1、2区での野党候補一本化を巡り、共産党が13日発表した候補者取り下げの対象に青森県は含まれず、両選挙区で野党共闘が成立しないことが確定的になった。青森県選挙区は3区を除き、立憲民主、共産両党が競合した状態で、与党・自民党と対決する構図がほぼ固まった。

衆院選が目前に迫る中、立民は野党候補の共倒れを防ぐため、青森県1区など与党と接戦に持ち込める可能性のある選挙区を中心に、共産と候補一本化に向けた最終調整を進めていた。両党の県組織は「党本部の判断に委ねる」として協議の推移を見守っていた。

共闘不成立を受け、立民から1区に出馬する元職・升田世喜男氏(64)は「結果が出たことをどうこう言ってもしょうがない。自分たちに何ができるかを考え、やり通すのみだ」とさばさば。2区新人の高畑紀子氏(58)も「(2区で立候補を表明した)3人それぞれに思いがあり、応援してくれる方々も違う。選挙に選択肢は必要」と冷静に語った。

共産党から1区に立候補する新人・齋藤美緒氏(41)は「私は絶対に出るつもりだった。いよいよ戦わねばという気持ちが強くなった」と決意も新た。2019年参院選で、共闘のため自身の青森県選挙区出馬を取り下げたことに触れ「今回も下りれば、有権者からの信頼がなくなる」と語った。2区新人の田端深雪氏(64)は「共闘できるに越したことはなかったが仕方ない。打倒自民党のため、国民を第一とした訴えを続けたい」と述べた。

同党県委員会の畑中孝之委員長は「自公政権を倒すためには、野党が力を付け合うことも求められている」と、必ずしも候補者一本化ありきではない考えをあらためて示した。

一方、野党共闘の必要性を訴え続けてきた社民党県連の今村修代表は「大変残念。生まれも育ちも違うが、自民党を倒すという目標は同じ。できるだけ協力し合うことが野党の議席につながるのだが」と無念さをにじませた。

対する自民党の1区現職・江渡聡徳氏(66)は「これまでも、1区の野党一本化はない、という前提で準備してきた。粛々と戦うのみ」。2区新人の神田潤一氏(51)は「相手陣営の出方によってわれわれのやるべきことは変わらない。短期決戦の中、引き続き一人でも多くの方に主張を届けていく」と述べた。

3区は共産党県委員会が12日、独自候補擁立見送りを発表。自民現職・木村次郎氏(53)と立民新人・山内崇氏(66)による与野党一騎打ちの公算が高い。

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加