胴上げなるか130キロ監督、4強入り福井工大が猛打で挑む初の日本一

胴上げなるか130キロ監督、4強入り福井工大が猛打で挑む初の日本一

  • 日刊スポーツ
  • 更新日:2021/06/11
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福井工大・下野監督(右)(21年6月7日)

全日本大学野球選手権で27年ぶりの4強に進出した福井工大(北陸)が11日、12日の準決勝・福岡大(九州6大学)戦に備えて都内の神宮室内練習場で調整し、下野博樹監督(60)が初の全国制覇に向けて意気込んだ。チームは3試合連続2桁安打で、10日の名城大戦は大会最多タイの17得点を挙げた。「ここまで来たら打線で勝負するしかない。明日はとにかく先取点を取りに行きます」と意気込んだ。12日の準決勝・福岡大(九州6大学)を制すれば、同校初の決勝だ。

少し気は早いが、野球ファンにとって、注目は「胴上げ」になりそうだ。テレビ中継に映る姿はSNSでもひそかに話題を集める。同監督は09年に監督に就任し、13年目の指揮を執る。福井・敦賀高から福井工大をへて電電北陸でプレー。「野球は捕手だと思っている」と話すように、現役時代は捕手として鳴らし、トヨタ自動車時代の古田敦也(元ヤクルト)と東海地区の選抜チームで台湾遠征に出かけ、同部屋だったと明かす。「あの頃は顔が半分だったよ」と豪快に笑い、スマートフォンに映る当時の写真を披露した。

「いま、130キロあるんです」とまたも、豪快に笑う。ベンチでどっしり構える姿は安心感を醸し出す。気になる「胴上げ」だが、今年の北陸大学野球春季リーグ優勝時を振り返る。「やりました。ベンチ前で、今年は上げていただきました」と、再び豪快に笑った。この日は2時間、みっちり打ち込みを行い、決戦に備えた。「胴上げ」の話題が出ているなか、前に通りかかった選手に「そのためにウエートトレーニング、しているんだろう」と冗談を飛ばし、爆笑を誘った。

頂点までの2試合は注目の戦いになるが、勝負への思いを問われると鋭い視線を向けた。「ここ(全日本大学野球選手権)に出させるのが、私の使命だと思っています。普段通りに戦えるのが、連続出場の価値じゃないかな」。10年連続出場は今大会の出場校で最長だ。猛打自慢の北陸の雄が王座を狙う。【酒井俊作】

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