虎のソナタ マイアミではや「サマータイム」虎番にも!? 朝8時に雨天中止...昼過ぎには取材終了

虎のソナタ マイアミではや「サマータイム」虎番にも!? 朝8時に雨天中止...昼過ぎには取材終了

  • SANSPO.COM
  • 更新日:2023/03/19
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フロリダ国際大のキャンパスを背に山本がキャッチボールをする(撮影・水島啓輔)

朝、海の向こうから電話がかかってきた。

「いやぁ、暑いですね。半袖で過ごせますよ。オーサカはどうですか?」

虎番で今はワールド・べースボール・クラシック(WBC)の侍番として活躍している織原祥平からだった。え、大阪ですか? 朝から冷たい雨が降り注いでおります。選抜高校野球の開会式も1時間半遅れました。気温ですか? 10度にも満たないぐらいで冬に戻ったような感じデーース。

「サマータイムなので、午後7時ぐらいまで明るいです」

え、もう、サマータイム? ググってみると、確かにマイアミがあるフロリダ州では、3月中旬から11月上旬まで導入されると書いてあった。

サマータイムとは正確にはデイライトセービングタイム(DST)で時計の針を1時間進めて、仕事後の余暇を楽しむことを推進したり、照明エネルギーの節約に役立てたりするもの。日本でも戦後の占領下だった1948年5月2日から9月11日まで実施されたが、まったく定着せず、わずか4年間で撤廃された。

サンスポ編集局にもかつて〝サマータイム〟が導入されていた。

読者の皆さまに毎朝、キチッと新聞をお届けするために、われわれは常に締め切り時間と戦っている。したがって編集局には壁時計が数多く設置されているのだが、一つだけ10分ほど進んでいるものがあった。しかも一番目立つ場所に-。「10分前行動をしようということなのだろう」という社命だと信じていた。だから、いつも「実際にはマイナス10分だから」とつぶやく自分がいた。あるとき、締め切り間際に誰かが叫んだ。「あっ、直ってる!!」。誰が直したんや! 言えよ! などの罵詈雑言?が飛び交う大騒ぎになったことは言うまでもない。

虎番キャップの三木建次はこの日ばかりは落ち着いていた。神宮で予定されていたヤクルト戦は午前8時に雨天中止が決定。いつもは時間に追われながら原稿を書くのだが、昼過ぎには練習取材も終えていた。

「コロナ禍による規制も緩和されて、クラブハウスで取材できるようになったんや。球団広報の方が気を使ってくれて普段は選手やスタッフしか食べることができない軽食を差し入れしてくれて、うれしかったわぁ」

ビヤ樽はおにぎり、バナナを2つずつ食べた。そして、当番デスクの白石大地と打ち合わせを開始。編集局にいた小欄を見つけた白石は、苦笑いしながら近づいてきた。

「三木さんの電話なんやけど、『サイズはMですか?』『Sで』という声が聞こえるんや…。どこかの店で注文しながら電話しているんかな…」

絶対に服のサイズではない。となれば…。

「そうや、新橋のマクドナルドで、コーヒーを注文してたんや」と三木。そう話している最中もティロリ♪ティロリ♪ というポテト音が鳴っていた。よろしおすな。

そういえば米国のショーヘイが笑いながら言っていた。「僕が泊まっているホテルはダウンタウンではないので、あまりお店もなくて。だからマクドナルドが最初の晩餐です」。どれだけ距離が離れていても、どれだけ時差があっても三木と織原の虎番コンビにはドナルドがついている。90秒で美味しいハンバーガーを提供するマックのように、切れの良さをさらに見せてくれるでしょう。

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