MAZDA6に次いでモデルライフが長い『MAZDA2』

現在4代目となるDJ型が販売されているマツダのコンパクトカー『MAZDA2』は、日本では当初『デミオ』の車名で販売されていました。
2014年9月に現在のDJ型へフルモデルチェンジし、2019年7月にグローバルでの販売名である『MAZDA2』へ車名を変更。車名は大きく変わったものの、車自体の変更は小規模に留まっています。
2023年1月時点ですでにDJ型となってから8年以上が経過。モデルライフが10年を超えたMAZDA6に次いで、MAZDA2も2番目に長いモデルライフを迎えているため、そろそろ次期型へのバトンタッチを…と期待する声も多いようです。
しかし、マツダはDJ型MAZDA2のモデルライフをまだまだ延ばすつもりかもしれません。MAZDA2がフェイスリフトするという情報が、読者の方から寄せられました。
デミオにも設定されていた「スポルト」が復活!

マツダ デミオ SPORT(2002年)
読者の方から寄せられたMAZDA2のフェイスリフトに関する情報によれば、このフェイスリフトに伴いグレードの整理・追加を行い、かつてデミオで設定されていた「SPORT(スポルト)」がMAZDA2に設定されます。
デミオで設定された「SPORT」は、専用チューニングのサスペンションや足回りを装備し、軽快かつスポーティな走りからモータースポーツの入門車としても支持を集めたグレード。
DJ型からは「SPORT」に代わりモータースポーツベース車として「15MB」が設定されていましたが、ふたたびそのグレード名が復活となります。なお、この「SPORT」がフェイスリフト後のMAZDA2で唯一マニュアル・トランスミッションを選択できるグレードとなるようです。
また、2021年6月に追加された、グレージュにシトラスの差し色を加えたインテリアの特別仕様車「サンリット・シトラス」はフェイスリフト後も最上位グレードとして販売を継続すると伝えられています。
前後のデザインを変更!フロントグリルデザインが大幅に刷新

マツダ MAZDA2の予想CG
マツダがMAZDA2で実施するというフェイスリフトによって、MAZDA2はグレードの整理・追加だけでなく、フロントフェイスのデザインが大幅に刷新されるようです。
現在のMAZDA2では、フロントグリルを囲いヘッドライト下まで回り込むシグネチャーウイングを採用していますが、読者の方から寄せられた情報によれば、フェイスリフト後はシグネチャーウイングを短縮し、MAZDA2へ車名を変更する前の、4代目デミオのようなヘッドライト内に潜り込んでいくデザインを採用。
また、グリルのデザインは「SPORT」とそれ以外で差別化され、「SPORT」では従来どおりのメッシュパターンに専用エンブレムを加えたスポーティな印象であるのに対し、それ以外のグレードではグリルのほとんどをボディ同色のカバーで覆ったようなデザインに。
SPORT以外のグレードで採用される新しいフロントフェイスのデザインは、読者の方が抱いた印象では、「ホンダ フィットのデザインや、『MX-30』に『CX-5』のシグネチャーウイングを貼り付けたようなデザインに見える」とのことでした。
フェイスリフトはまもなく発表で発売は今春に!フルモデルチェンジはまだまだ先か

マツダ EV専用群
寄せられた情報によると、マツダはMAZDA2のフェイスリフトを2023年2月に発表し、3月から発売します。すでにディーラーでは一部顧客に対して案内がはじまってるといい、「SPORT」は好評を呼んでいるようです。
MAZDA2は2023年で9年目のモデルライフを迎え、2024年ではデビュー10年となりますが、今回のフェイスリフトによって、2024年後半まではフルモデルチェンジが実施されないことが考えられます。
マツダは2022年から2024年までを電動化戦略の“フェーズ1”と位置づけ、2025年から2027年を“フェーズ2”、2028年から2030年を“フェーズ3”として、2030年時点でのグローバルにおけるEVの導入比率を40%とする予定。
この導入するEVの中にはMAZDA2に相当するモデルがあることも示唆されているため、このEVモデルを導入するまではMAZDA2は現在のDJ型の販売を継続するのかもしれません。
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MOBY編集部