女王争い最終章 稲見萌寧と古江彩佳は「競った試合」がテーマの宮崎CCにどう挑む?

女王争い最終章 稲見萌寧と古江彩佳は「競った試合」がテーマの宮崎CCにどう挑む?

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  • 更新日:2021/11/25
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長きに渡る女王争いも今週決着 最後に笑うのは稲見萌寧(右)か、古江彩佳か|撮影:村上航

<JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 事前情報◇24日◇宮崎カントリークラブ(宮崎県)◇6543ヤード・パー72>

2020年と21年が統合となったことで、52試合に渡って行われた今季。そんな超ロングシーズンを締めくくる最終戦の舞台は、宮崎カントリークラブだ。コーライ芝のグリーン、強い風、そしてフェアウェイの真ん中にも松の木がそびえ、グリーンを外せばティフトン渦巻くラフが待ち構える。メジャーらしく数々の難所が選手たちの行く手を阻む。

あの名シーンを再現しました【写真】

コースセッティングを務める中野晶は「競った試合を見たい」というコンセプトを明かす。「有観客ですし、バーディをたくさん獲ってもらいたいですが、プロでないと(グリーンで)止められない。そんな技も見てもらいたいと臨んでいます」。そうして作り上げられた18ホールは、ラフは100ミリ、グリーンのコンディションは11フィート未満でコンパクションは23.5に設定。「この数値だとフェアウェイから打ったショットは止まり、パッティングは滑らかに転がる」と意図を説明した。

今週は4日間晴れが続く予報だが、一方で強い風も予想されている。ここも中野の注目ポイントとなる。「一番の難しさは松林の低いところにコースがあり、それよりも高さが出たときのショットだと思う」。風を知らない選手は当然苦戦し、経験のある選手も知っているからこその難しさ、悪いイメージもでる。乗せるのか、ぶつけるのか、低くいくのか。「いろいろなショットを使わないとスコアを作れないようにしたい」と味付けしてあるのだ。

技がなければチャンスに付けられないフェアウェイ、読みとタッチが合わなければ決められないグリーン。そんな難コースに風が加われば、女王争いを繰り広げる稲見萌寧、古江彩佳といえども苦戦を強いられそうだが、どのように挑むのか。

稲見は「難しいという印象しかない。(シーズンの)最後の最後に難関コースという感じ。今週のコースはパープレー、アンダーを出すのがいっぱいいっぱい」と印象を話す。ポイントに挙げたのはグリーン周り。「行ったところによって芝質もライも大きく変わる。ラッキーとアンラッキーが大きく分かれる」。場合によってはボギー確定のような状況も。その中でいかにメンタルを安定させるかもカギを握る。「ピンチは耐えて、チャンスを獲って、とできればいい」と基本は我慢の戦いとなりそうだ。

古江もグリーン、その周りを攻略ポイントとした。「アプローチとかパッティングとか短い距離も簡単ではない。しっかりと打っていけるように頑張りたい」とコーライの強い目に負けない“強気”な一打が毎回のように求められる。

そのアプローチは今年成長した部分でもある。「いろんなクラブを使うことでバリエーションが増えました。打ち方を含めてもありますが、クラブを替えることで簡単に球筋を変えることを覚えた。去年までは58度、54度、使って50度でした。でも、今はPWか9番アイアンくらいまでは(出番が)あるかもしれない」。稲見が話していたように、状況が一定とは言えないライ。それだけに対処の方法が多いのは大きな支えとなる。

中野が優勝スコアを「想定は4日間で10アンダーです。(去年よりも)難しくしたいという気持ちが表れていると思います」と予想する戦い。我慢だけでもダメ。攻め一辺倒でもダメ。総合力が求められる最終戦は、小林浩美大会会長いわく「誰が勝ってもおかしくない」。最後に笑うのは稲見か、古江か、それともほかの実力者か。いよいよ最終章の火ぶたが切られる。

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