
鹿児島テレビ
鹿児島県鹿屋市の海上自衛隊鹿屋航空基地へのアメリカ軍の無人偵察機の一時配備計画について、鹿屋市議会定例会に受け入れを容認する決議案が提出され、6月30日に採決される見通しであることがわかりました。
アメリカ軍の無人偵察機の受け入れを容認する決議案は、鹿屋市防衛議員連盟の3人の議員が議員発議として提出する見込みです。
決議案は現在作成中ですが、「国際状況を鑑みると受け入れはやむを得ない」という趣旨で、同時に日米地位協定の改定を強く求める内容になっているということです。
決議案は6月27日が提出の期限で、6月30日の最終本会議で採決が行われる予定です。
鹿屋市議会・柴立豊子 議員
「容認はやむを得ないと出されているが、やむを得ないものを容認するのはおかしい。反対討論をしようと思います」
鹿屋市議会・伊野幸二 議員
「可決してほしい。半年後なのか1年後なのか、この議論は尽きていかないと個人的には考えている」
防衛省によりますと鹿屋航空基地には7月ごろから1年間、アメリカ軍の無人偵察機「MQ9」8機が配備され、アメリカ軍関係者が最大200人駐留する計画となっています。
鹿屋市の中西茂市長は、受け入れの可否については30日に閉会する6月議会の終了後に、議会の議論も踏まえて総合的に判断するとしています。