鈴木京香の代役に決定した若村麻由美、20年ぶり地上波ドラマ主演の裏に「遺産放棄」と「盟友・天海祐希」

鈴木京香の代役に決定した若村麻由美、20年ぶり地上波ドラマ主演の裏に「遺産放棄」と「盟友・天海祐希」

  • NEWSポストセブン
  • 更新日:2023/05/26
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若村麻由美が鈴木京香の代役として、20年ぶりの地上波に出る、背景

大女優の危機に代役を務めることが決まったのは、「無名塾」出身のベテラン女優・若村麻由美(56才)。世間を騒がせた亡き夫との関係や30年来の親友の存在、そして彼女が20年ぶりの地上波主演となる“この役”を引き受けた理由とは──。

【写真】アンクル丈のタイトなパンツ姿で歩く鈴木京香。街中。他、バケハも似合う天海祐希の私服姿、タイトなデニム姿の若村麻由美(全身)も

自分自身に「当て書き」された脚本で、主演で一人二役という難役を務めるはずだった鈴木京香(54才)。しかし、クランクインした矢先に彼女を病魔が襲う。予期せぬ事態にドラマは制作中止の危機に見舞われたが、ここで救いの手を差し伸べたのは同世代の演技派女優だった。

7月スタートのドラマ『この素晴らしき世界』(フジテレビ系)で、京香が演じるはずだったのは、ひょんなことから大物女優の替え玉に抜擢される平凡な主婦という役柄。

「撮影初日の夜に京香さんが体調不良を訴え、2日後には降板が決定しました。現場は大混乱で、脚本の内容を変更し、代役を立てずに放送するという案も検討されました。

しかし、療養中の京香さんから『素晴らしい脚本を変えてしまうのは本当に申し訳ない。私のことは気にせず、代役を探してほしい』と制作陣に要望があり、代役を立てて撮影する方針が決定したのです」(フジテレビ関係者)

とはいえ、代役探しは難行した。綱渡りのスケジュールのうえ、木村佳乃(47才)ら共演陣とのバランスにも配慮が必要だったためだ。

「アラフィフでも、京香さんと同じく50代をということで、調整が進められました。稲森いずみさん(51才)や高島礼子さん(58才)、若村麻由美さんの名前が挙がり、奇跡的にスケジュールが調整できた若村さんが代役に決まったと聞いています」(前出・フジテレビ関係者)

若村の地上波ドラマ主演は『夜桜お染』(フジテレビ系)以来、20年ぶりとなる。

若村が女優を志したのは高校3年生のとき。たまたま、仲代達矢(90才)が主宰する「無名塾」の公演を見たことがきっかけだった。

「舞台に感銘を受けた若村さんは、そのまま『無名塾』の入塾試験に応募。130倍超の難関を突破して、演劇の道に飛び込んだのです。まだ養成期間だった3年目の1987年に、NHK連続テレビ小説『はっさい先生』でドラマデビュー。その後は役の幅を広げ、女優としてのキャリアを着実に重ねていきました」(テレビ局関係者)

渡辺謙の不倫相手と法廷で名指し

だが、結婚がそんな彼女のイメージを大きく変える。

「2004年2月に会見を開いた若村さんは、前年の9月に岡山県に本拠を置く宗教団体『釈尊会』の教祖・小野兼弘氏(当時51才)と入籍していたことを発表したのです。

若村さんよりも14才年上で、体重150kgを超える巨漢だった小野氏のインパクトは大きく、2度の離婚歴があることや政財界の華麗な人脈も相まって“女優と怪僧”の組み合わせは大きな注目を浴びました。しかも、ひとりで会見に臨んだ若村さんは、『プロポーズはお釈迦様の前です』『私のことを私以上に理解してくれる人に出会った』『婚約指輪は、小野さんのお心よりは小さなダイヤです』などと、終始、夫となった小野氏を持ち上げ続けたのです」(芸能関係者)

若村の幸せアピールを感じさせる結婚会見となったが、その裏では、真逆の事態が進んでいた。渡辺謙(63才)との不倫騒動だ。

「渡辺さんは1989年に急性骨髄性白血病にかかったのを機に、当時の妻A子さんと夫婦で『釈尊会』に入信。しかし、闘病の過程でA子さんが小野氏から4億円以上の借金をしていたことが判明したのです。小野氏以外にも債権者がいて、負債総額は5億円以上に膨らみ、渡辺さんとA子さんは離婚訴訟に発展しました。A子さんは借金の理由は白血病治療のお金と主張しましたが、同時期、小野氏も親族や新橋(東京)の料亭と金銭トラブルを抱えていたことから、実態は小野氏への寄進だったのではないかという声もありました」(前出・芸能関係者)

さらに法廷では周囲を仰天させる証言が飛び出した。

「A子さん側は渡辺さんの不倫相手として複数の有名女優の名前を挙げたのですが、その中に若村さんの名前もあったのです。この騒動が若村さんの結婚会見とほぼ同時に発覚。渡辺さん、若村さんともに関係を否定したものの、小野氏、渡辺夫妻との奇妙な“四角関係”が盛んに報じられた若村さんのイメージダウンは避けられず、結婚後、仕事は急激に減っていきました」(前出・芸能関係者)

しかし、若村の結婚生活は長くは続かなかった。結婚4年目の2007年に小野氏が肝不全で他界したのだ。

「小野氏が亡くなった直後は喪失感に打ちひしがれていましたが、『仕事を辞めてはいけない』という小野氏の言葉から、若村さんは役者を続ける決意をしたそうです。『釈尊会』からも距離を置いて、小野氏の遺産は相続放棄しましたが、本名は現在も『小野』姓のままです」(前出・芸能関係者)

亡き夫とともに、若村の励みになったのが家族の存在だった。東京・練馬区で、5人きょうだいの長女として育った若村は一家を支える存在だったという。

「お父さんはいろんな商売を手がけていて、若村さんの誕生前後は、居酒屋を営んでいました。その後、とんかつ店を始めたんです。一時は景気がよかったものの、腕のいい職人さんが辞めてしまってからは売り上げが落ち、経営が苦しくなってしまったようでした……。すでに女優になっていた若村さんが店の資金を援助し、弟妹の経済的な面倒も見ていました」(近隣住民)

ここ数年はテレビや舞台の仕事が途切れない若村。仕事の順調さを裏付けるかのように、2019年には地元に一戸建てを新築している。

「土地も建物も若村さんの個人名義ですが、お母さんや親族のために建てたのでしょうか。すでにローンも完済しているそうです」(若村の知人)

さらに若村が京香の代役という“難題”を引き受けた背景には、「盟友・天海祐希(55才)の影響があるのでは」と、別の芸能関係者は語る。

「2人は30年来の仲で、会うときはすっぴん、裸のつきあいもする関係。紆余曲折あった若村さんにとって、ずっと寄り添ってくれた唯一無二の親友です。天海さんも『コロナ禍、家族以外でいちばん話したのは若村麻由美』と明かしたこともあります。一昨年公開の映画『老後の資金がありません!』では、映画初共演を果たし、役者としてお互いに大いに刺激を受けたようです」

その天海は10年前、軽度の心筋梗塞のため入院し、主演舞台を降板。宮沢りえ(50才)が急遽代役を務めて千秋楽を終えたが、天海は退院時に「事の重大さに心が痛みます」とコメントした。

「天海さんの姿をそばで見続けてきただけに、若村さんは代役のオファーがきたときに『何が何でもやり遂げよう』と快諾したのでは。天海さんが舞台を降板したときと今回の京香さんの降板を重ね、同世代の無念を晴らしたいという思いも強かったのでしょう」(前出・芸能関係者)

今回の“緊急登板”でどんな演技を見せてくれるのか、若村の女優魂に注目だ。

※女性セブン2023年6月8日号

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