山口俊が巨人復帰も、G党から「田口、内海ら生え抜きを大事に」の指摘

山口俊が巨人復帰も、G党から「田口、内海ら生え抜きを大事に」の指摘

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  • 更新日:2021/06/11
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巨人時代の山口俊(c)朝日新聞社

巨人が10日、米大リーグ・ジャイアンツ傘下3Aサクラメントを自由契約になった山口俊投手と契約することで合意したことを発表した。

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山口は19年オフにポスティングシステムでメジャーに挑戦。昨季はブルージェイズで17試合登板し、2勝4敗、防御率8.06。今年2月に自由契約になり、ジャイアンツとマイナー契約を結んだ。3Aでは5試合登板し、0勝3敗、防御率6.17。メジャー昇格を目指していたが成績が振るわない。今月2日、自身のインスタグラムで「日本に帰国することを決断しました」と報告。米国で携わった選手、スタッフ、球団フロントに感謝の思いを綴り、「明日からは心機一転、新たなチームとのご縁を探し、期待して下さっていたファンの皆さんに頼もしい姿を見せれるように精進します」と気持ちを新たにしていた。

山口は19年以来2年ぶりの巨人復帰となる。19年に15勝4敗、防御率2.91で最多勝、最高勝率(.789)、最多奪三振(188)の活躍で5年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した活躍は記憶に新しい。DeNA在籍時は守護神を務め、10、11年と2年連続30セーブ以上をマークするなど救援としても実績十分だ。

スポーツ紙の遊軍記者は起用法についてこう分析する。

「守護神・デラロサが今月2日に左脚の違和感で登録抹消され、セットアッパーの中川皓太も本来の球のキレではない。勝利の方程式を確立するのに苦労しているので、山口は救援陣に組み込まれるのではないでしょうか。決め球のスプリットで三振を取る能力は高い。抑えに抜擢される可能性も十分考えられます」

巨人ファンからはSNS上で山口の復帰を歓迎する声がある一方で、チームの強化方針に疑問を抱く意見も。

「巨人ファンだけど、なんか喜べないな。山口復帰どうのこうのよりも、もっと生え抜きの選手を大切にしてほしい。ヤクルトにトレードで田口(麗斗)を放出したけど、必要な選手だったのではないだろうか。内海(哲也)もそう。巨人のエースとして支えてきた功労者をFAの人的補償であっさり出してしまう。寄せ集めの集団では長期的には強くなれないよ。実際、ソフトバンクは生え抜きの選手がほとんどだし」、「山口を獲得したのなら、なぜ田口を出したんだろう。長い目で見れば若い田口は絶対に残さなきゃいけない選手だったと思う。同じ左腕の高橋(優貴)、今村(信貴)と切磋琢磨して…。場当たり的な補強が拭えない」

G党が球団の補強戦略に不安を覚えるのは、FA移籍組が苦しんでいる現状を見ているからだろう。陽岱鋼は17年に巨人へFA移籍後、度重なる故障も影響して一度も規定打席に到達できず、5年契約最終年の今季も1軍出場なし。開幕からファーム暮らしで3軍降格も経験した。19、20年とリーグ連覇に貢献した丸佳浩も今季は40試合出場で打率.227、4本塁打、8打点と調子が上がらず、今月5日に故障以外で9年ぶりに登録抹消された。投手に目を移すと、昨オフにDeNAからFA補強した井納翔一が先発、救援で結果を残せず、5試合登板で0勝1敗、防御率14.40。散々な成績で5月20日からファーム暮らしだ。

チームは交流戦で巻き返しを図りたいが、苦戦が続いている。9日のオリックス戦(京セラドーム)に0-6で投打に精彩を欠き引き分けを挟んで4連敗。坂本勇人、梶谷隆幸、丸を欠く中、攻守でチームを牽引していた吉川尚輝が初回に左手付近に直撃する死球で途中交代のアクシデントに見舞われた。首位・阪神と6ゲーム差まで開き、踏ん張りどころを迎えている。緊急補強した山口は巨人の救世主になれるだろうか。(牧忠則)

牧忠則

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