
中国公安局などを騙ったいわゆるオレオレ詐欺の手口で、県内在住の中国国籍の女性が、5月中旬から6月下旬の間に合わせて現金3180万円をだまし取られていたことが分かった。警察は、県内の中国人コミュニティに啓発を行った上で、注意を呼び掛けている。
中国公安局などを騙ったいわゆるオレオレ詐欺の手口で、徳島県内在住の中国国籍の女性が現金3180万円をだまし取られていたことが分かりました。
警察によりますと、今年5月、徳島県内在住の中国国籍の女性の携帯電話に、中国の携帯電話会社の職員を騙る女から「詐欺事件に関与している」と電話があり、その後、中国公安局の警察官を騙る複数の男から、「マイナンバーカードが詐欺事件に利用され、共犯で逮捕することになる」「保証金を払えば調査し、異常がなければ返金する」などと、オンライン通話を通じて立て続けにかかってきました。
このためこの女性は、指示通りしなければ逮捕されると思い、5月中旬から6月下旬の間に6回にわたり、合わせて3180万円を指定された口座に振りこみ、だまし取られたということです。
警察は、県内の中国人コミュニティに啓発を行った上で、全国的にも中国大使館や中国公安局を騙る被害が確認されているとして、注意を呼び掛けています。