チェルシー、最悪の補強は...歴代ガッカリ高額移籍5人。総額181億円、大金を無駄にした男たち

チェルシー、最悪の補強は...歴代ガッカリ高額移籍5人。総額181億円、大金を無駄にした男たち

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  • 更新日:2021/04/07
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【写真:Getty Images】

ユーロで無双も…試合出場すらわずか

DF:ユーリ・ジルコフ
生年月日:1983年8月20日(37歳)
移籍金:2100万ユーロ(約25億円)
在籍期間:09年夏~11年夏
リーグ戦成績:29試合0得点7アシスト

ロシアの大富豪ロマン・アルカディエビチ・アブラモビッチがオーナーを務めるチェルシーは、頻繁にロシアリーグから選手を獲得している。ユーリ・ジルコフもその1人で、2009年夏に2100万ユーロ(約25億円)という移籍金で、CSKAモスクワから獲得している。前年のUERO(欧州選手権)2008では左サイドバックとして活躍し、ロシア代表をベスト4に導く活躍を見せていた。

しかし、チェルシーでのプレーは2年間で終わった。加入当時はアシュリー・コールが28歳で、世界を代表する左サイドバックの1人として活躍していた。ジルコフのチャンスは限られ、カルロ・アンチェロッティ監督の信頼を掴むには至らなかった。

11年夏にジルコフはアンジ・マハチカラに1500万ユーロ(約18億円)で売却された。その2年後にはディナモ・モスクワに移籍し、14年のブラジルワールドカップにはロシア代表として出場している。16年から37歳となった今に至るまでゼニトでプレーを続け、ロシアでは息の長い選手として活躍している。

<h2>馴染めなかったアルゼンチンの魔法使い

MF:ファン・セバスティアン・ベロン
生年月日:1975年3月9日(46歳)
移籍金:2150万ユーロ(約26億円)
在籍期間:03年夏~04年夏
リーグ戦成績:7試合1得点1アシスト

エストゥディアンテスで頭角を現し、20歳ときにボカ・ジュニアーズに移籍した。このときボカには晩年のディエゴ・マラドーナが在籍しており、ベロンはこの英雄と同じようにセリエAの門をたたく。サンプドリア、パルマ、ラツィオでプレーし、セリエAでは通算189試合に出場した。

スキンヘッドがトレードマークのセントラルMFで、創造性あふれるプレースタイルは魔法使いと呼ばれた。1996年のアルゼンチン代表デビューから間もなくアトランタ五輪で活躍し、フランスワールドカップでもアルゼンチン代表として活躍している。

2003年に4260万ユーロ(約51億円)と言われる移籍金でマンチェスター・ユナイテッドに加入したが、ポール・スコールズ、ロイ・キーンらそうそうたる顔ぶれが揃うチームで居場所を築けず。2年後に半値でチェルシーが獲得したが、プレミアリーグでプレーしたのは7試合のみ。ラ・プラタという町で生まれたアルゼンチンの魔法使いは、ロンドンという大都会に馴染めなかった。

<h2>輝けなかったリバプールのアイドル

FW:フェルナンド・トーレス
生年月日:1984年3月20日(37歳)
移籍金:5850万ユーロ(約70億円)
在籍期間:11年冬~14年夏
リーグ戦成績:110試合20得点23アシスト

2011年1月31日、冬の移籍市場も大詰めを迎えたところで、リバプールのアイドルがチェルシーに移籍することが決まった。リバプールのエースだったフェルナンド・トーレスに、チェルシーは5850万ユーロ(約70億円)を支払っている。

アトレティコ・マドリードのエースに成長し、23歳のときにリバプールに移籍した。スペイン代表としてEURO連覇とワールドカップ制覇に貢献。12年のEUROでは大会得点王に輝いている。しかし、チェルシーにはディディエ・ドログバやニコラ・アネルカがおり、その立場は絶対的なものとは遠かった。約70億円という投資に見合った活躍とは言い難かった。

チェルシーには3年半在籍したが、14年夏にACミランに期限付き移籍している。半年後に完全移籍に切り替わるとともに、アトレティコへの復帰が決定。古巣で晩年を過ごしたトーレスは、サガン鳥栖で現役最後の1年を過ごしている。

<h2>イタリアで覚醒した右サイドの専門家

MF:フアン・クアドラード
生年月日:1988年5月26日(32歳)
移籍金:3100万ユーロ(約37億円)
在籍期間:15年冬~15年夏
リーグ戦成績:12試合0得点1アシスト

コロンビア出身のフアン・クアドラードは、セリエAでキャリアを重ねてきた。レッチェで台頭し、フィオレンティーナでは13/14シーズンに11得点をマーク。セリエA屈指のサイドアタッカーに成長したクアドラードは、3100万ユーロ(約37億円)という移籍金で26歳のときにチェルシーに加入した。

しかし、クアドラードはプレミアリーグのサッカーに適応できず、ペドロ・ロドリゲスの存在もあって居場所を築けなかった。半年足らずでチェルシーを去ることとなり、ユベントスへ貸し出されることとなった。

セリエAに戻ってきたクアドラードは輝きを取り戻した。マッシミリアーノ・アッレグリ監督の下で戦術理解力を高め、プレーの幅を広げていく。マウリツィオ・サッリが指揮を執った19/20シーズンには右サイドバックとしてプレーするなど、右サイドのマルチロールとして地位を確立。17年夏にはユベントスが買取オプションを行使して完全移籍に切り替わり、今ではチームの古参の1人となった。イングランドは水が合わなかったが、セリエAで自身の価値を証明し続けている。

<h2>監督批判とコカイン使用

アドリアン・ムトゥ
生年月日:1979年1月8日(42歳)
移籍金:1900万ユーロ(約23億円)
在籍期間:03年夏~04年秋
リーグ戦成績:27試合6得点8アシスト

21歳のときにインテルが獲得したアドリアン・ムトゥは、エラス・ヴェローナとパルマで2ケタ得点を挙げた。ロマン・アブラモビッチが買収したチェルシーは、セリエAで活躍するムトゥを1900万ユーロ(約23億円)で獲得している。

クラウディオ・ラニエリ監督率いるチェルシーで、ムトゥはプレミアリーグデビューから3試合連続ゴールを決める。序盤戦こそセンセーショナルな活躍を見せたが、徐々に存在感を消していく。翌年にジョゼ・モウリーニョ監督が就任すると、ムトゥは戦力外も同然に。ムトゥが「監督として彼は終わってる」と評するほど関係は悪化した。

コカインの陽性反応が出たため、04年10月にチェルシーはムトゥとの契約を解除している。23億にも上る移籍金はおよそ1年間で泡と化した。ユベントスやフィオレンティーナなどでプレーしたムトゥは、37歳で現役を引退している。

【了】

編集部

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