“救援戦隊Gレンジャー”ピンチ救った!巨人・畠が危険球退場も鮮やか0封リレー

“救援戦隊Gレンジャー”ピンチ救った!巨人・畠が危険球退場も鮮やか0封リレー

  • SANSPO.COM
  • 更新日:2020/08/01

5人の頼もしい“レンジャー”が、1点のリードを守り抜いた。巨人は31日、広島7回戦(東京ドーム)に2-1で勝ち、2位・ヤクルトとのゲーム差を3・5に広げた。ヒーローインタビューには2番手以降に登板した救援の5投手が登場。「5人そろってゴレンジャー」とばかりに、高卒4年目でプロ初勝利をつかんだ大江竜聖投手(21)らが代わる代わるマイクの前に立った。チームは貯金を再び2桁とし“セ界征服”へまっしぐらだ!

5人でウイニングボールを指さし、フラッシュを浴びた。白星の立役者は、零封リレーで1点のリードを守った救援5投手。密を避けるためスタンドマイクの前に代わる代わる立つ異例の光景に、4966人の観衆が沸いた。

鍵谷 「何とかつなげてよかったです」

大江 「次のピッチャーにつなぐことだけを考えました」

大竹 「ピンチをつくりましたが、ギアを上げて投げました」

高梨 「ここで点を取られるわけにはいかないと思って投げました」

中川 「中継ぎ全員でつなぐことができてよかった。接戦を勝つとよりうれしいです」

先発の畠が五回1死で会沢に頭部死球を与えて危険球退場になる想定外の展開。急いで肩をつくり、まずマウンドに向かったのは鍵谷だ。堂林を遊ゴロ、田中広を空振り三振に斬り任務完了だ。

六回を託された高卒4年目の大江も1四球を出したが無安打無失点。うれしいプロ初勝利をつかんだ。4月からサイドスローに転向した左腕は、ピレラのバットをへし折るなど力投。「頭が真っ白で、何を考えていいかわからないです」と勝利球を大事そうに握った。

5番手・高梨もトレードで楽天から加入後6試合で被安打0を継続し、チームの救援防御率は3・26。リーグ唯一の3点台と他を圧倒している。

そんな好調なリリーフ陣の礎となっているのが、今月10日に取り入れ始めたという“ブルペンキャッチボール”だ。宮本投手チーフコーチは「ピッチャーは傾斜のあるところで投げて初めて意味がある。『傾斜にお金は落ちている』ってね」。練習でも平らなグラウンドではなく、傾斜のあるブルペンで投げることにこだわらせ、フォームや軸足の意識づけを図っている。

チームは連敗を2で止め、貯金を「10」に戻した。巨人が誇る“救援戦隊”に、原監督は「最少得点で抑えたというのが見事ですね」と最敬礼した。(箭内桃子)

★ゴレンジャー

正式なタイトルは「秘密戦隊ゴレンジャー」。1975年4月-77年3月にNETテレビ(現テレビ朝日)系列で全84話放送された特撮ドラマ。原作は石ノ森章太郎。スーパー戦隊シリーズ(現在、日曜前9・30)の第1作。それぞれ赤、青、黄、桃、緑の5色を基調とした5人組の戦隊ヒーローが、世界征服を狙う黒十字軍から世界を守るため奮闘する。「5人そろって、ゴレンジャー!」の掛け声が有名。

データBOX

〔1〕巨人は先発・畠が五回に危険球で退場したが、救援陣が1点も許さずに勝利した。巨人で先発投手が危険球退場し、その後の救援陣が無失点継投で勝利したのは、2014年6月17日(○8-0オリックス、杉内が三回・平野恵に死球、笠原-久保-青木-土田の継投)以来6年ぶり。

〔2〕畠の危険球退場は17年9月30日の阪神戦(一回・上本に死球)以来3年ぶり2度目。巨人の投手で2度以上記録したのは、内海哲也(06、07、14年=各1度)以来。

大江 竜聖(おおえ・りゅうせい)

1999(平成11)年1月15日生まれ、21歳。神奈川県出身。東京・二松学舎大付高1年夏から2季連続で甲子園に出場。2017年ドラフト6位で巨人入団。昨季は開幕1軍入りし、プロ初登板を果たしたが8試合の登板。今季成績は6試合に登板し、1勝0敗、防御率1・42。通算成績は14試合に登板し、1勝0敗、防御率4・76(31日現在)。173センチ、78キロ。左投げ左打ち。独身。年俸620万円。背番号64。

No image

巨人に“救援ゴレンジャー”が誕生! ウイニングボールを指さす(左から)鍵谷、高梨、大江、大竹、中川の5人衆(撮影・福島範和)

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加