ゼレンスキー大統領、米メディア王後継者の訪問に感謝

  • ロイター
  • 更新日:2023/11/21

[キーウ 20日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は20日、米メディア大手フォックス・コーポレーションのラクラン・マードック最高経営責任者(CEO)と首都キーウで会談し、世界の関心をウクライナでの戦争につなぎ留めておく上で同氏の訪問は重要だと述べて感謝の意を表明した。

米国の対ウクライナ軍事・経済支援を巡っては、ロシアとの戦いに終わりが見えないことから、議会で支援反対の意見も増えているほか、2024年11月の大統領選で再度共和党候補になりそうなトランプ前大統領が支援を厳しく批判している。

ラクラン氏はメディア王として知られたルパート・マードック氏の長男で後継者。フォックスは主に共和党支持者が視聴するメディアで、ウクライナ大統領府は同日、公式サイトで「世界で数々の出来事が起きてウクライナに対する関心が薄れている時にラクラン氏が訪問したことに国家元首(ゼレンスキー大統領)は感謝し、同氏の訪問がウクライナ支援は非常に重要だという合図であると強調した」と発表した。

また会談の際にゼレンスキー大統領は「われわれにとって、われわれの戦士にとって、これは映画でなく、生活なのだ。毎日が重労働だ。早期に終結しないだろうが、あきらめる権利はないし、その気もない」と述べたという。

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