性的暴行の元不動産社員に懲役25年求刑「計画的で卑劣」

性的暴行の元不動産社員に懲役25年求刑「計画的で卑劣」

  • 毎日新聞
  • 更新日:2021/10/14
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福岡地裁=福岡市中央区で

オートロックの共用玄関からマンション内に侵入し計5人の女性を乱暴するなどしたとして、強盗・強制性交等や逮捕監禁致傷などの罪に問われた元不動産会社員で無職、原鉄平被告(38)=福岡市博多区=の裁判員裁判が14日、福岡地裁(柴田寿宏裁判長)であり、検察側は「計画的で卑劣な犯行であり、女性の人格や尊厳を無視した」として懲役25年を求刑した。

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一方、弁護側は「一部被害者と示談して反省している」として減軽を求め、懲役20年前後が相当だと主張した。判決は20日に言い渡される。

被告は2011年から20年、福岡市内の当時10~30代でいずれも1人暮らしの女性5人の部屋に侵入し、キャッシュカードや現金計約63万円を奪い取ったり引き出したりし、うち4人に乱暴やわいせつな行為をしたとして起訴された。

5人のうち、11年の女性1人に対する強制わいせつなどの事件は事前に裁判官のみで審理され、被告は全面的に否認したが、7日に有罪と認定された。

残る4人の事件についての公判は12日に始まり、被告は起訴内容をおおむね認めている。検察側はこの日の論告で、被告が借金返済のために強盗を考え、さらに性欲を満たすため強制性交等などをしたとして「身勝手、短絡的な動機で酌量の余地はない」と述べた。また、手慣れた犯行で「被害者は心身に一生の傷を負った」と指摘した。

被告は最終陳述で「できる限り被害者が望むように罪を償いたい。本当に申し訳ありませんでした」と声を詰まらせた。

検察側によると、被告はかつて不動産会社の勤務で知った暗証番号を打ち込んでオートロックの共用玄関を解錠したり、部屋の内見などのために隠してある空き部屋のカードキーを入手したりして、マンション内に深夜や未明に侵入して無施錠の部屋を探し、女性宅への侵入を繰り返したという。【平塚雄太】

毎日新聞

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