
てりってりの「とりのてりやき」 / (C)鈴木薫/KADOKAWA
まずはここから! おむすび3種を作ってみよう/はじめてのこどもキッチン
「子どもが料理をすることは、集中力、主体性、共感力、創造力など、根本的な力を伸ばすのに効果がある」と語るのは、学習塾「花まる学習会」の高濱正伸先生。子どもが自分で料理をすることで食べ物に興味を持ち、調理中の「できた!」の連続が自信や自立に繋がるのだといいます。
おうちのキッチンという最も身近な場所でこどもの好奇心や集中力、達成感を育むために、料理にチャレンジするときはごく簡単なレシピから始めてもらいましょう。一人でできた!という達成感が、自信につながります。また、直接食材に触れることで好奇心や興味がわき、苦手な食材も食べられるようになるケースが多いので、子どもの偏食や少食に悩む方にもおすすめです。
※本記事は鈴木薫著の書籍『よくできました! 一生役立つ! はじめてのこどもキッチン』から一部抜粋・編集しました
とりのてりやき
てりってりの「とりのてりやき」 / (C)鈴木薫/KADOKAWA
からあげ用として売っているとり肉だと切らずにそのままつかえるよ。小麦粉をまぶすと、あじがよくからみ、てりってりに!
■道具
・ほうちょう
・まないた
・ポリぶくろ
・計量スプーン
・フライパン
・フライパンのふた
・ゴムべら(耐熱性のもの)
・タイマー
■材料(2人分)

材料(2人分) / (C)鈴木薫/KADOKAWA
とりもも肉(からあげ用)… 8~10切れ(250gくらい)
長ねぎ … 半分
小麦粉 … 大さじ1
しょうゆ … 大さじ2
みりん … 大さじ2
サラダあぶら … 小さじ1
水 … 大さじ1
■作り方
◆切る
1 まないたにねぎをのせ、ほうちょうで根元はおとし、2cm長さに切る。

まないたにねぎをのせ、ほうちょうで根元おとす / (C)鈴木薫/KADOKAWA

2cm長さに切る / (C)鈴木薫/KADOKAWA
◆まぶす
2 ポリぶくろにとり肉、小麦粉を入れる。少し空気を入れて口をにぎり、ふくろをふってとり肉に小麦粉をまぶす。

ポリぶくろにとり肉、小麦粉を入れる / (C)鈴木薫/KADOKAWA

少し空気を入れて口をにぎり、ふくろをふってとり肉に小麦粉をまぶす / (C)鈴木薫/KADOKAWA
◆やく
3 フライパンにサラダあぶらを入れ、ねぎ、とり肉を入れ、火をつける。

フライパンにサラダあぶらを入れ、ねぎ、とり肉を入れ、火をつける / (C)鈴木薫/KADOKAWA
4 ゴムべらでときどきひっくりかえしながらやく。

ゴムべらでときどきひっくりかえしながらやく / (C)鈴木薫/KADOKAWA
5 とり肉のひょうめんの色がかわったら、火を止めて水を入れる。ふたをして、2分やく。

ひょうめんの色がかわったら、火を止めて水を入れ、ふたをして2分やく / (C)鈴木薫/KADOKAWA
6 ふたをとって火を止め、しょうゆ、みりんを入れる。

ふたをとって火を止め、しょうゆ、みりんを入れる / (C)鈴木薫/KADOKAWA
7 また火をつけ、しるがほとんどなくなるまでゴムべらでまぜる。

また火をつけ、しるがほとんどなくなるまでゴムべらでまぜる / (C)鈴木薫/KADOKAWA
【comment】
とりもも肉はあつみがあって火が通りにくいからふたをしてやくんだよ
レシピを参考にするときは
・材料ははじめてでも作りやすい量にしているため、料理によって1人分、2人分、3〜4人分などがあります。
・包丁や火をつかう場合は、かならず大人の人が見守ってください。
・電子レンジは600Wで加熱するときの時間を書いています。500Wの場合は1.2倍、800Wの場合は0.7倍にして加熱してください。機種によって多少時間は異なります。
・「火をつける」とある場合は、なべやフライパンに炎の先が当たるくらいの「中火」の状態です。強すぎるとこげたり、弱すぎると火が通らなかったりするので、注意しましょう。「火を弱める」とある場合は、炎の先が当たらないくらいの「弱火」にします。
著=鈴木薫/『よくできました! 一生役立つ! はじめてのこどもキッチン』(KADOKAWA)