白く輝く美しいアーチ橋!鹿児島「牛根大橋」を歩いてみよう

白く輝く美しいアーチ橋!鹿児島「牛根大橋」を歩いてみよう

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  • 更新日:2020/11/21
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白く輝く美しいアーチ橋!鹿児島「牛根大橋」を歩いてみよう

鹿児島県垂水市、桜島と大隅半島とを繋いで「牛根大橋」という橋が架けられています。白いアーチの美しい姿の橋です。バランスドアーチと呼ばれる構造のアーチ橋なのですが、実はこの牛根大橋、バランスドアーチとしては九州最大、全国でも三番目の規模。完成してまだ日の浅い牛根大橋ですが、その美しさが評判になってきています。橋梁マニアや道路マニアの方は必訪!牛根大橋を訪ねてみませんか。

国道220号の改修と共に架けられた牛根大橋

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写真:沢原 馨

宮崎市から鹿屋市、垂水市を経て霧島市へと至る国道220号。垂水市以北では錦江湾岸を辿っています。垂水市の北西部、桜島と接する辺りは急峻な崖が海に迫り、その崖下を通る国道220号は大雨の度に通行止めになって、付近住民は不便を強いられてきました。それを解消するために実施された国道220号の改修工事の一環として架けられた橋が「牛根大橋」です。

牛根大橋の架設は平成12年(2000年)から平成19年(2007年)にかけて行われ、平成20年(2008年)3月に開通式が行われました。今では周囲の景観にも馴染み、垂水市の新しい“ランドマーク”として知られるようになりました。

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写真:沢原 馨

牛根大橋は全長381m、「バランスドアーチ」と呼ばれる構造のアーチ橋です。中央径間長260mという規模はバランスドアーチとしては九州最大、全国でも三番目。橋梁マニアの方や道路マニアの方ならぜひとも見にいってみたい、渡ってみたい橋ですね。

牛根大橋の白いアーチは緑濃い風景の中でたいへんに美しく、旅行で国道220号を通った方々の間で評判を呼ぶようになりました。“橋のある風景”としても充分に魅力的な牛根大橋。実際に自分の目で見て、自分の足で渡ってみませんか。

牛根大橋を歩いて渡ってみよう

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写真:沢原 馨

桜島側の橋の袂、国道脇に数台が駐車可能な駐車スペースが設けられています。そこに車を駐めて、牛根大橋を歩いて渡ってみましょう。

牛根大橋は幅員12m、二車線の車道と歩道(北東側の片側のみなのが少し残念)が設けられています。橋の袂から眺める景観も美しいですよ。優美な曲線を描いて延びる国道の先に白いアーチ、牛根麓の緑の丘を背景にその姿がひときわ映えます。

写真:沢原 馨

歩道を辿って橋を渡れば、牛根大橋の構造美を間近に楽しめます。青い空と緑の丘を背景に、白いアーチが幾何学的な美しさを見せてくれます。左右のアーチは約11°傾けられて、上方が狭くなっています。“バスケットハンドル型”と呼ばれる形ですね。

ちなみに左右のアーチを繋ぐ部材が円柱形なのは桜島の降灰対策。灰が積もりにくくするための工夫なんですよ。

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写真:沢原 馨

大隅半島側まで歩いたら振り向いてみましょう。橋の向こうに桜島の頂上部が見えて、なかなか印象的な景観です。桜島頂上部は牛根大橋の北西に位置していますので、午前と午後では日差しの当たり方が違って景観の印象も違います。いろいろな時間帯の風景を見てみたいですね。

牛根大橋の上から見える景色にも注目

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写真:沢原 馨

牛根大橋の歩道からは牛根漁港の風景を一望できます。穏やかな海面に浮かぶ漁船の姿が良い風情です。

桜島側の海岸はクロマツの茂る斜面がそのまま海に落ちています。これは大正3年(1914年)の桜島の大噴火(いわゆる「大正の噴火」)の際の溶岩流の跡。噴火から100年以上を経て、今ではクロマツが茂って緑濃い風景に戻っています。

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写真:沢原 馨

橋の歩道から車道越しに西側へ視線を向ければ、大隅半島と桜島との間に深く入り込んだ入り江が見えます。この入り江は、昔は“入り江”ではなく、大隅半島と桜島を隔てる“水道(海峡)”でした。「大正の噴火」の溶岩流によって水道(海峡)が埋められ、現在のように地続きとなってしまったのです。自然の営みが地形を変えてしまった一例を見ることができる場所というわけですね。

旧道から牛根大橋を眺めてみよう

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写真:沢原 馨

橋を渡るのは楽しいのですが、橋の上からではせっかくの美しいアーチがよくわかりません。橋を歩いて楽しんだ後は、旧道から橋を眺めて、その美しさを堪能しましょう。

牛根大橋から東へ数百メートル行くと、国道220号の旧道(大隅半島側を通る旧道)との分かれ道がありますので、旧道へ入ってみましょう。旧道を少し行けば牛根大橋を横から見ることができるようになります。少し遠くなりますが、橋の全景が見えますので、ぜひ見ておきましょう。

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写真:沢原 馨

牛根漁港の風景を前景に、クロマツの茂る桜島を背景にした牛根大橋の姿も美しいですよ。よく晴れた日に、青空の下でこの風景を楽しみたいですね。

牛根大橋を楽しんだ後は周辺の観光へ

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写真:沢原 馨

大隅半島には鉄道が通っていません。訪れるには車やバイクの使用が必須です。遠方から鹿児島を訪れる方はレンタカーを利用するといいでしょう。車があれば周辺の観光を楽しむのも便利です。牛根大橋を楽しんだら、周辺の観光へ足を延ばしましょう。

国道220号を少し東へ行けば、「埋没鳥居」のある牛根麓の稲荷神社があります。展望所からは牛根麓の田園風景と桜島が織り成す美しい風景を楽しめます。牛根大橋も見えますよ。

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写真:沢原 馨

もちろん桜島観光へ足を延ばすのもお勧め。牛根大橋から有村溶岩展望所までは約4km、車なら数分で着いてしまいます。有村溶岩展望所は「大正の噴火」の溶岩流の上に設けられた展望所。目の前に桜島南岳の姿が見えて楽しいですよ。

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写真:沢原 馨

美しいアーチ橋とは言っても、“わざわざ立ち寄るほどではない”と思う方も少なくないでしょう。そんな方はドライブで通り抜けるときにでも注目してみてください。錦江湾岸を辿る国道220号は素敵なドライブコースですよ。

牛根大橋の基本情報

住所:鹿児島県鹿児島市黒神町~鹿児島県垂水市牛根麓
アクセス:桜島港フェリーターミナルから約15km

2020年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

関連MEMO

垂水市観光協会(外部サイト)

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