カルティエのハイエンド フレグランス=「インビジブルジュエリー」

カルティエのハイエンド フレグランス=「インビジブルジュエリー」

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  • 更新日:2022/11/25

年齢とともに常識という枠にとらわれがち。美容も例に漏れず。そんな私の凝り固まった価値観や美意識をがらりと変えた「ひと」「もの」「こと」をひとつひとつ丁寧に綴りたいと思います。第15回は、ジュエリーのような昂揚をくれる、カルティエのフレグランスについて。【松本千登世「へーっ、美容って自由なんだ!」vol.15】

ありのままの自分をもっと好きになるという「昂揚」。

カルティエ専属調香師のマチルド・ローラン氏は、自身が手掛けたハイエンドのフレグランスを「Invisible Jewelry」=目には見えないジュエリーと称し、独自のクリエイションをしているのだといいます。インビジブル ジュエリー!? なんて、素敵なの! 研ぎ澄まされたその表現に痺れ、自分の中で当たり前だったフレグランスに対する意識が根底から揺り動かされた気がしました。

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「レ ズール ドゥ パルファン」は、人生で心動かされる時間からインスピレーションを得て、13の特別な香りに。それぞれにローマ数字が刻印されている。私が心動かされたVIは大都市の夕暮れどき、明かりが灯り始め、オフィスを出た人々がいっぱいの身に集まる時刻を表現。日本では、I、II、V、VI、VIII、XII、XIII全7種(各75ml ¥35,805)が揃う。

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「レ ズール ドゥ パルファン」は、ウード&サンタルのほかに、ウード&ウード、ウード ラディユ、ウード&ピンクの全4種(各75ml ¥45,870)。

まずは、カルティエの具体的な香りの紹介から。カルティエのハイパリューマリーコレクションは、自然本来のみずみずしさを捉え、あるがままの純粋な香りを表現した「レ ゼピュール ドゥ パルファン」(全4種 各75ml ¥35,805)、香りを感じる時間をその名にし、人生のもっとも美しい瞬間にオマージュを捧げた「レ ズール ドゥ パルファン」(全7種)、東洋を象徴する香料、ウード(沈香)を独自に解釈した「レ ズール ドゥ パルファン」(全4種)と、驚きの充実ぶり。個性的なラインナップの中でも、私が心を鷲掴みにされたのは、「レ ズール ドゥ パルファン ルール ブリヤント オードトワレ」と「レ ズール ヴォワイヤジューズ ウード & サンタル」。前者はシトラスカクテル、ライム、レモン、ジンなどで構成された、はじけるパーティタイムをイメージさせる香りで、もちろん親しい人と乾杯する夕刻はもちろん、凛とした空気と煌めく光で目覚める朝も、いや、どんな時間帯でも心が弾むよう。後者は、サンダルウッドとウードレジンがブレンドされた力強く贅沢な香りながら、心の奥の奥に静けさと興奮をもたらす響き方がとても印象的。どちらも、皆に教えたいような誰にも教えたくないような。できることなら自分だけの秘密にしておきたい……。

あっ、そうだ。この気持ちこそが、インビジブル ジュエリーの意なのかもしれない。年齢を重ねるほどに、そしてコロナ禍を経てなおのこと、ジュエリーは、誰かに見せる、自分を主張するといった「外」に向けるものでなく、自分をときめかせる、自分の気持ちを操るといった、「内」に向けるものと思うようになりました。香りも同じ。目には見えないけれど、表情の変化は目に見える。香りを纏うだけで、ありのままの自分をもっと好きになるという「昂揚」は何にも代えがたいと感じているはずなのです。ジュエリーがそうであるように、今の自分を楽しみ、そして自分の未来を楽しませようとしている姿勢の表れ……。カルティエのフレグランスがそんなシンプルな真実を教えてくれたのです。

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フレグランスキャンドル「レ ゼグラン パルフュメ」(各220g ¥25,575)。年明けには、エアリー&リフレッシングのネージュ(雪)が仲間入りする予定。カルティエを象徴するレッドボックスのフォルムやガーランドモチーフが取り入れられたポーセリン性のホルダーも、香りとともに洗練された空間を演出。

10月には、メゾン初となる、フレグランスキャンドル「レ ゼクラン パルフュメ」が誕生。フローラル & ルミナスのペタル(花びら)、ソフト & アンバーのデゼール(砂漠)、グリーン & ウッディのカノペ(林冠)と、自然の景色をイメージさせる香りが揃います。ひとつでも組み合わせても楽しめるように、緻密に考えられた繊細なノート。空間ごと香らせることも自分らしくときを重ねるための、本物のラグジュアリーと教えてくれます。

ビジブル ジュエリーも、インビジブル ジュエリーも、今という本質の時代だからこそ欠かせない。大人として、カルティエのブティックを訪れてみてほしいのです。ほんの少しドレスアップして、背筋を伸ばし、口角を上げて。きっと、今の自分が変わる、自分の未来が変わる……。

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美容エディター

松本千登世

航空会社、広告代理店、出版社勤務を経てフリーランスに。雑誌や単行本など、美容やインタビューを中心に活動。『「ファンデーション」より「口紅」を先に塗ると誰でも美人になれる 「いい加減」美容のすすめ』(講談社刊)『いつも綺麗、じゃなくていい。50歳からの美人の「空気」のまといかた』(PHP研究所刊)ほか著書多数。

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