アフレコ絶賛のさんまに大竹「よく本当に、次から次に言葉が出てくるよね(笑)」映画「漁港の肉子ちゃん」

アフレコ絶賛のさんまに大竹「よく本当に、次から次に言葉が出てくるよね(笑)」映画「漁港の肉子ちゃん」

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  • 更新日:2021/06/11
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6月11日(金)公開の劇場アニメ映画「漁港の肉子ちゃん」から明石家さんまさん、大竹しのぶさん、渡辺歩監督にインタビュー。後編は、肉子ちゃん役に大竹さん、娘役にCocomiちゃんを起用した理由や、さんまさんも立ち合ったというアフレコについて教えてもらいました。

◆肉子ちゃんの声優を大竹さんにというのは、他のスタッフさんからの提案だったと完成報告の会見でも聞き…。

さんま:(かぶせ気味に)会見、僕どうでした? 面白かったですか?

◆非常に面白かったです(笑)。

さんま:それを聞いて安心しました。ほんで何?(笑)

◆質問はアフレコに立ち合って大竹さんのお声を聞いていかがでしたか、と。

さんま:大竹さんはアニメもいろいろやっていらっしゃって、大昔二人で短編のアニメを作ったこともあるんです。なので力は知っていましたし、声優としては安心していました。ご本人は大阪弁が心配だと言っていたんですが、「心配なの」という時はできる時なんですよ。「私このシーン、ダメかもしれない」と言いながら全部できることは分かっていて、そこが好きで共演するんですが、そこが嫌いで別れたんです。

大竹:よく本当に、次から次に言葉が出てくるよね(笑)。

さんま:(笑)。大竹さんで正解だったと思いました。スタッフが全員、声をそろえて「大竹しのぶ」と言った意味は分からなくはないし、終わった今は感謝しています。これは大竹さんしかできなかったなって。ただ完成してみて他の人がやったらどういう形になったのか…声優を全部変えたらどんな作品になるのかやってみたいって気持ちになりました。

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◆さんまさんからディレクションはありましたか?

大竹:突然せりふの前…少しだけ空いているところにひと言だけギャグを入れたり、いろいろとアドリブを入れてくるので監督はすごく大変だったと思います。私はそれがすごく楽しかったです。

さんま:僕がこう言うたら(大竹さんは)こうしてくれるっていうのが分かるんで。いろいろ共演させていただいたり、一緒に暮らしたこともありますので(笑)、こっちの意図をすぐ汲んでくれるのでありがたいです。劇中、「もう食べちゃったけど」って東京弁でのノリをやるんですが、そこはさすが大竹しのぶ! しゃべっている言葉は大阪弁、ノリだけ東京弁なんです。俺もコントでノリだけ東京弁にすることがあるので、それを肌で感じていただいていたのかと思うとありがたかったです。

◆肉子ちゃんの娘・キクコをCocomiさんが演じていらっしゃいますが、さんまさんのご推薦だったそうですね。

さんま:はい。Cocomiちゃんが15歳のころ、声優の学校に通っていて。そのころに僕は「漁港の肉子ちゃん」と出会いました。まだアニメとは決まっていなかったけど、ひょっとしたら…と頭によぎり、「今度アニメを作るからCocomiちゃん主役な!」と冗談で言ったんですよ。そして5年後、Cocomiちゃんと仕事ができる状態になり、主演は大竹さんに決まったので、「俺、Cocomiちゃんと約束してんねんけど」と監督に言ったんです。そしたら「Cocomiさんの声を聞かせてもらいましょう」と。監督の中には、Cocomiちゃんを使うと話題性があって、そらウハウハやって考えがあったと思うんです。

渡辺:(笑)。

さんま:芝居は大竹さんが引っぱって、監督と俺がイントネーションといった細かいところを伝えればイケると踏みました。後から気がつきましたが、芝居するのも、大阪弁をしゃべるのも、アフレコももちろん初めて。俺、よう起用してしもうたなと。最初は「しもうた!」と思いました(笑)。共演者は全員力がある人をキャスティングしましたから、この中でCocomiちゃんイケるのかと。起用したことによって、逆に迷惑をかけてしまうんじゃないかと思いましたが、やればやるほどすごかったので驚いています。お父さん、お母さんも驚いたそうです。お婆ちゃんまで驚いてくれたらしいです。

大竹:みんなで(試写を)見てくれたんだよね。

さんま:そりゃ孫や姉の活躍を見たいだろうし、両親は心配だしって、家族全員で試写会に来てくださったんです。そんな大事な試写会に(大竹さんは)来なかったんです!

大竹:本当は行きたかったんですよ(笑)。

渡辺:お忙しいですから(笑)。

大竹:舞台のけいこ中だったんです。

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◆監督はCocomiさんの声を聞いてどう思われたんですか?

渡辺:お世辞ではなく、少女が持つちょっとしたブレやはかなさがあって、芝居よりもこの声を大事にしたいと思いました。

さんま:妹さんが台本を読んで、キクコのことを「お姉ちゃんのままだね」と言ったらしいんですよ。キクコはCocomiちゃんの性格ままらしいんです。そこでやっぱり正解やったかと思いました。完成報告会見では、大竹さんがCocomiちゃんに「良かったよ。これからいろいろお仕事があると思うから頑張ってね」と、そして花江夏樹さんも「声優としてやれると思いますよ」と声を掛けてくださって。お二人とも愛想で言ったと思うんですが、本人は真に受けてました(笑)。それは冗談で本当に思った以上にやってくれましたね。

◆母と娘の愛情の深さが描かれている物語ですが、特にどんな人たちに見てほしいですか?

さんま: Cocomiちゃんのお父さんからも「全国の小学校を回って見てもらいたいですよね」と言っていただいたんです。ホンマにそうやなと思ったので、今の東京の吉本の社屋が校舎なので小学生を招待して見せたらどうかと。そしたら「招待じゃなく金は取りたい」と。吉本的な考えとちょっとぶつかりそうなので、交渉次第ですかね(笑)。

大竹:やっぱり家族、親子で見てもらいたいです。実の親子の間でもきちんと言葉を交わせなかったり、愛情を持てない親子関係もあると思うんですね。この映画では出会った人を必死に愛することの大切さが描かれているので、人とのつながりが希薄になっている今の時期だからこそ見てほしいと思います。

さんま:いいこと言うでしょう!!

PROFILE

明石家さんま
●あかしや・さんま…1955年7月1日生まれ。奈良県出身。B型。主なレギュラー番組は『踊る!さんま御殿!! 』(日本テレビ系)、『ホンマでっか!?VT』『さんまのお笑い向上委員会』(ともにフジテレビ系)など。Netflixドラマ『Jimmy〜アホみたいなホンマの話』でも企画・プロデュースを務めている。

大竹しのぶ
●おおたけ・しのぶ…1957年7月17日生まれ。東京都出身。A型。1975年映画「青春の門–筑豊編–」のヒロイン役で本格的デビュー。以降、舞台、映画、テレビドラマなど、幅広いジャンルで才能を発揮。現在、Bunkamuraシアターコクーンで上演中の舞台「夜への長い旅路」に出演している。

渡辺 歩
●わたなべ・あゆむ…1966年9月3日生まれ。東京都出身。テレビアニメ『ドラえもん』で原画、作画監督、演出などを手掛ける。主な監督作はテレビアニメ『宇宙兄弟』『恋は雨上がりのように』など。映画「海獣の子供」では第74回毎日映画コンクールアニメーション映画賞などを受賞。

作品紹介

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劇場アニメ映画「漁港の肉子ちゃん」
2021年6月11日(金)より全国公開

(STAFF&CAST)
企画・プロデュース:明石家さんま
監督:渡辺歩
キャラクターデザイン・総作画監督:小西賢一
原作:西加奈子
脚本:大島里美
アニメーション制作:STUDIO4℃
出演:大竹しのぶ、Cocomi、花江夏樹、中村育二、石井いづみ、山西惇、八十田勇一、下野紘、マツコ・デラックス、吉岡里帆

(STORY)
愛情の深さからダメ男にひかれ、何度もだまされてきた母・肉子ちゃん(大竹)と、しっかりもので大人びた性格の小学5年生の娘・キクコ(Cocomi)。母の恋が終わるたびに放浪していた二人は北の港町へと流れ着く。肉子ちゃんは焼き肉屋さんで働き始め、キクコは地元の小学校に転入。キクコは女子グループの抗争に巻き込まれたり、不思議な少年・二宮(花江)との出会いを通じて、少しずつ成長し、漁港の町をどんどん好きになる。そんなある日、肉子ちゃんとキクコの大きな秘密が明らかになる。

©2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会

●text/佐久間裕子

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