わざわざ最寄りの銀行やATMまで行かなくても、スマホで手軽に残高照会や振り込みができるため、今、「インターネットバンキング」を利用する人が増えている。
そんなネットバンキングの利用に関する実態調査がこのほど、NTTドコモ モバイル社会研究所により、全国の15~79歳男女6240名を対象にして実施された。

40~50代の約4割がコロナ感染拡大前に比べて、ネットバンキングの利用が増えたと回答
新型コロナウイルス感染拡大前と比べて「ネットバンキングの利用」をするようになったかどうかを調査した。
その結果、「これまでもネットバンクを利用していたが利用する機会が増えた」が全体で30.7%、「これまでネットバンキングを利用していなかったが、利用するようになった」は11.5%となった。
一方で、「これまでもネットバンクを利用しておらず、今でも利用していない」と回答した人は約5割となった。
年代別に見ると、40代~50代の約4割は新型コロナウイルス感染拡大前に比べて、ネットバンキングの利用を行う機会が増えたと回答していた。
また、20代の約2割は新型コロナウイルス感染拡大前にはネットバンキングを利用していなかったが、利用するようになったことがわかった。

図1.新型コロナウイルス感染拡大前と比べての「ネットバンキングの利用」
[調査対象:全国・15~79歳男女・複数回答・n=6240]
20~70代まで男性の方が感染症対策としてネットバンキングを利用
感染症対策として「ネットバンキングを利用」しているのは男性全体で17.7%、女性全体で15.7%だった。
性年代別で見ると、20~70代まで男性のほうが女性よりも感染症対策としてネットバンキングを利用していた。60~70代では男女ともに約2割の人が利用していた。

図2. 性年代別にみる「ネットバンキングの利用」
[調査対象:全国・15~79歳男女・複数回答・n=6240]
<調査概要 ―「2022年次世代ライフスタイル調査」―>
調査方法:Web
調査対象:全国・15~79歳男女
有効回答数:6240
サンプリング:QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付。
調査時期:2022年2月
出典元:NTTドコモ モバイル社会研究所
構成/こじへい